【闇深】国民民主党の市議選候補、突然の公認取り消し・・・衆院選で連合の機嫌を損ねたか?【KSLチャンネル】



 国民民主党の地方組織でトラブルが発生です。

 来年4月の統一地方選で熊本市議選に挑戦する寺地ひとみさんが、国民民主党の公認を取り消され無所属での挑戦となることをXで報告しています。
 不可解な公認取り消しに支持者らも動揺しているようですが、原因は連合熊本との関係性でしょう。いずれ正式な発表もあるかと思いますが、これまでの経緯など客観的な事実について解説したいと思います。まずはちょっと長くなりますが寺地さんご本人の経緯説明を分析してみます。


 かなり複雑な経緯が書かれていますが、客観的な事実と照らし合わせると実は単純な理由なような気がします。

衆院選でトラブル?連合熊本への忖度か?


 寺地さんが出馬を模索した熊本1区には、中道改革連合の鎌田聡さんが出馬しています。鎌田さんは情報労連のNTT労組出身で、県議7期当選の実績があり2025年に辞職して参議院選挙熊本選挙区に立憲民主党公認で出馬、落選はしましたが、そのまま衆院選熊本1区の公認が決まり中道改革連合への合流後も公認を受けています。
 立憲民主党を支援する連合総評系の組織内候補です。単なる連合推薦ではなく、立憲と国民の現職不可侵と同じ扱いを受けていたものと思われ、ここに国民民主党の市議選予定候補が、県連と連合に相談する前に党関係者に出馬を申し出て、玉木代表と刺客を画策したと見られたのは当然でしょう。

 連合熊本は1区で鎌田さんを推薦し、3区で社民党の橋村りかさんを支援することを早い段階で決定し、4区の国民公認・上田さんに関しては選挙直前の出馬だったため表面的には連合の支援は見えませんが、選挙中の鎌田さんの会合では、4区で上田さんの当選を目指すコールも行われています。


 国民民主党が連合推薦の中道候補の選挙区にも候補を立てたことで、連合が強い不信感を持つことになっていましたが、この熊本1区でも同じことが画策されたと連合熊本が疑うのは仕方ありません。ちなみに連合熊本の会長は鎌田さんを輩出した情報労連の方です。

熊本市議選で立憲と競合

 ここでもうひとつ問題となるのが、寺地さんは来年の熊本市議選中央区で出馬を予定していることです。国民民主党の熊本県連は幹事長と副代表が連合の同盟系である九州電力の出身者で、幹事長の島津哲也さんが熊本市議選西区で3期目を迎えるわけです。
 寺地さんの行動を巡って連合熊本と対立することだけは避けたいという状況なので、同じ市議選で寺地さんを外すことで連合熊本からの信頼を回復したいという思惑が関係者にあったのではないでしょうか?
 さらに寺地さんの中央区には、立憲民主党の上田よしひろさんが6期目の挑戦をするものと思われますが、この上田さんが熊本1区の鎌田さんと同じNTT労組の出身であることから、寺地さんを国民民主党が同じ中央区で公認することが、完全に連合熊本に弓を引くことになるという判断もあるでしょう。

 現状で国民民主党が連合と決別して各級選挙を戦うのは困難で、一定の協調関係は保たなければなりません。一方で国民民主党は寺地さんのように連合とは関係のない新世代が、急激な党勢拡大を支えているという事実もあります。
 寺地さんにしてみれば、国家観の違う社民党まで支援する連合の思惑によって公認が得られなかったり、国民民主党の票を減らしてまで立憲民主党に利する行動を求められるのは納得がいかないことでしょう。

 国民民主党に連合の支援が不可欠である一方で、連合一辺倒での候補者擁立では党勢拡大に頭打ちが見えているのも事実でしょう。ましてや衆院熊本1区の鎌田さんは、立憲民主党から中道改革連合に合流したことで、国民民主党との友好関係を捨て公明党と手を結んでいるわけで、それで連合にどうこう言われても、新世代の国民民主党を伸ばしていきたい寺地さんや支持者には受け入れ難いものがあるでしょう。

 連合の芳野会長も、中道改革連合が組織のコンセンサスを得ずに選挙に突入したことには総括を求める程度しか批判できない一方で、国民民主党が中道改革連合を立憲民主党とは別組織という認識で、連合推薦候補の選挙区に候補を立てたことは厳しく批判しちゃうので、こういう時に国民民主党の地方組織が委縮して忖度判断をしてしまうのではないでしょうか?

 一方で国民民主党としては、玉木代表が寺地さんに直接連絡するのではなく、あくまで県連でのコンセンサスを取ってから党本部に上申させて、その結果を県連に下ろすという手続きをしていれば、県連内で事前にうまく処理できたのではないでしょうか?
 国民民主党の各級選挙公認プロセスには以前から疑義が生じているわけだし、ここは連合の顔色とは関係なく改善すべきでしょう。

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