
文春と共同通信に野党中傷動画の捏造疑惑が浮上しています。
週刊文春が掲載した高市陣営による小泉陣営中傷動画とされたものに、総裁選後に撮影された写真が複数枚使用され、共同通信掲載の昨年の総裁選中に作成されたとされる動画には、今年の衆院選での演説写真が使われていたことが指摘されています。
総裁選で流されたとされる動画に、未来の衆院選の写真が使われていたということは、捏造されたものである可能性が高いということです。
まず文春に掲載された高市陣営作成の『進次郎売国計画』という動画の中には、高市総理が正面を向いて手を差し伸べる写真が使われています。

この写真は昨年の12月16日に公開された自民党の新ポスターで使われたもので、撮影は昨年の11月29日と説明されたものです。
文春の動画に複数の未来写真
ポスターの公開は総裁選から2か月以上経過した12月16日なのに、総裁選で小泉候補を中傷するために利用するのはタイムスリップしか手段はありません。鈴木貴子広報本部長の記憶があいまいで、仮に10月29日の撮影であっても総裁選後ということになります。
他には高市総理が官邸を歩く姿も使われていますが、これも1月30日にFRIDAYデジタルに掲載されたもので、総裁選の時点では存在しないものです。
さらに小泉氏を取り巻く環境団体とされた写真は、総裁選どころか衆院選も終了した2月25日に撮影されたものであることを確認した方もいるようです。
【大拡散希望】
文春が第二弾でアップした小泉氏への誹謗中傷動画での彼(小泉氏)を取り巻く過激な環境団体という文脈で出てくるデモの画像ですがこちらはMico Medelという方が撮影された写真で写っている団体はフィリピンのPanday Siningという青年組織です。
Mico Medel氏は撮影日を2026年2月26日… pic.twitter.com/4VIjVqn5Sl— 白兎 (@ShiroUsa1105) June 13, 2026
文春を擁護する人の中には、これは衆院選中に流された中道改革連合候補の中傷動画と、総裁選で流された動画を取り違えただけだという見解を示すものもいますが、ちょっと苦しいんじゃないでしょうか?
環境団体の写真は衆院選後に撮影されたもので、この理屈は崩壊しています。
私の調査で文春掲載のTikTokアカウントが、総裁選直後に証拠隠滅のために消去されたはずが、総裁選から半年以上も経った今年の4月24日まで存在して、文春報道の直前に削除されていたという矛盾も判明しています。
これに対しては、掲載された問題のアカウントは実は高市事務所が作ったもので、再生数が低いのも松井氏に提出した動画の作成例だったという言い訳をしているそうです。そんなことは初めの報道時には一切書かれていなくて、松井氏が高市事務所の依頼で作った動画だという設定はどこにいったんでしょうか。
今回指摘されている高市総理のポスター写真ですが、衆院選後に捏造された動画に利用されたとして、この素材をどこで入手したのかという疑問が残ります。
腰から上のウエストショットで文字入れのないものはざっと見ても見当たらないわけですが、この程度の文字を消すのは一瞬なので、プロンプトとしてAIにポスター画像を与えれば、勝手に消してくれるので、そんなところだと思います。
共同通信は捏造を認識か?
次に共同通信が掲載した『2025年の自民党総裁選期間中、AIを使って作成された高市早苗首相に関する動画の一場面』という写真は、文春のケースよりもかなり黒に近いもので、現在は「*記事や写真の一部について、事実関係に疑義が生じたため、訂正・削除しました。(共同通信=中傷動画取材班)」として写真が削除されています。

魚拓:削除前の記事
参考:「松井さんのおかげで勝てた」自民総裁選、高市氏秘書から小泉氏批評動画で謝意 衆院選でも「ネガキャン」証言、「世論操作の一環だ」「全て無償」作成者を駆り立てた動機とは… | NEWSjp
使われている写真は今年の衆院選最終日の2月7日に撮影されたものです。
昨年の総裁選の動画に今年の衆院選の写真が使われるなんてことはありえないことで、これも捏造の可能性が高いと言えるでしょう。
仮にこれを、総裁選と衆院選の動画を取り違えただけと言い訳したとしても、写真は今年の衆院選最終日の撮影であり衆院選中に取得することは不可能です。時期的に見て証拠とされた動画は総裁選でも衆院選でも選挙中には存在しなかったということになります。
捏造なのかミスなのか断定はしませんが、さすがにこれは共同通信の基本的能力を疑われるようなもので、衆院選で話題になったダウンコートを着ている姿を見落とすどころか、わざわざそのシーンを写真で掲載しているというマヌケっぷりです。
文春なんてものは倫理観も道徳心もない人間の集まりなので、指摘を受けても何も感じないと思いますが、共同通信は契約社に端的な事実を配信する通信社なので、さすがに幹部のクビが飛ぶくらいの問題に発展するかもしれません。
それでなくても契約社の減少で赤字に転落した直後で、このレベルの問題を起こしてしまうのは社にとって痛すぎるでしょう。
一方で高市総理を全面擁護する人らが、これをもってすべてが捏造で、でっち上げであったという大勝利宣言をしているのも危ないと思います。
このチャンネルでは何度も説明してきましたが、こういう胡散臭い案件絡みでは「どちらも嘘を言っている」というパターンが多いわけです。事実として総裁選候補中傷動画や野党中傷動画は期間中に流されて、それを証拠隠滅後に告発しようとして、新たに類似する動画を作ってメディアに流したということは十分に考えられます。
AI捏造でハルシネーション
AIが時系列を誤ったり、誤情報を拾ってしまうことはよくあることですが、まさか作成者がプロンプトで時系列の指定をしていなかったというポカもちょっと考えられません。
これは検索を使った調査でもよくあることなんですが、古い記事をクロールしたときに、記事の下部やサイドバーに表示される関連記事や最新記事の内容や写真を拾ってしまうことがあります。AIが古い写真を求めてクロールしても、記事の日付が古いだけで、ページ内に表示される写真は別の日に掲載された新しいものであるというハルシネーションは頻繁に起きます。
それでも掲載してしまった以上は捏造を疑われるのは当然で、報じたメディアとしては責任が生じるわけですが、高市陣営が依頼をしたということが完全に否定されたわけでもありません。ここは気を付ないと倫理観のぶっ壊れた文春は、自分たちのやったことを棚に上げて、また別のものを用意して責めてくることくらいは平気でやります。
文春を根拠に追及をしていた野党も苦しくなると思いますが、高市総理の答弁が不安定で秘書と松井氏の関係性について答弁も修正したことで、動画の真偽よりも総理の答弁問題にシフトするものと思われます。
いずれにしても委員会の時間を使って、こういう文春ネタをやることに対しる有権者の反発も強いので、野党にはやり方について再考をしてもらいたいものです。また、文春に掲載をされた動画を「証拠だ」と言い切って高市総理を詰めた議員らは、とりあえずこの部分は謝罪撤回したほうがいいんじゃないでしょうか。


コメント