国民・玉木代表、平和式典でのデモに苦言「黙祷の刻も示威行動。あの瞬間だけは静かに祈りを捧げられないものか」

政治・社会

国民・玉木代表、平和式典でのデモに苦言「黙祷の刻も示威行動。あの瞬間だけは静かに祈りを捧げられないものか」

国民民主党ホームページより

 6日に広島市で開かれた広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式(平和記念式典)に出席した国民民主党の玉木雄一郎代表はツイッターで、式典中に会場周辺で行われたデモについて「原爆が投下された8時15分の黙祷の刻も、スピーカーを使った示威行動の音が聞こえていた。あの瞬間だけは、皆で静かに祈りを捧げられないものだろうか。」と苦言を呈した。

広島の平和祈念式典に参列したが、原爆が投下された8時15分の黙祷の刻も、スピーカーを使った示威行動の音が聞こえていた。政治的立場はいろいろあろうが、あの瞬間だけは、皆で静かに祈りを捧げられないものだろうか。無念のうちに尊い命を奪われた犠牲者の鎮魂を第一に考えてもらいたい。

広島市では規制も検討

 毎年行われる式典では会場周辺をデモ隊が闊歩し、式典とは関係のない反政権のプラカード・横断幕を掲げ「平和」とは程遠い罵声が大音量で流されている。これらの行為は普段、反政権デモを支持するものからも疑問視されている。

 広島市もこれを問題視しており、今後の規制を検討している。
 以下は広島市の椋木太一市議のブログから引用

「国際平和都市」を標榜する広島市は事態を重く受け止めたようで、昨年12月、広島市議会での質問を受け、18歳以上の市民3000人を対象にアンケートを実施しました。これまで5年間に平和記念式典に参列したり、テレビなどで見たりしたことがある1090人に拡声器の音量についてどう思ったかを尋ねると、約60%が「うるさいと感じた」としました。

そして、今年6月の市議会定例会の一般質問では、松井一実市長は「式典中にうるさいと感じる音が聞こえている状況は、式典の目的を達成する公共の福祉を損ないかねない」と答弁しました。今回の式典では、デモ団体の拡声器の音量を測定する方針を明らかにしています。そして、今後は条例による規制を検討するなど、実効性のある方法を模索していくとしています。
出典:たいちの徒然日記 – 広島市議会議員むくぎ太一オフィシャルウェブサイト

 この規制の動きに対しては案の定、社民党などの地方議員が「表現の自由」と反発しているが、犠牲者を追悼する式典で遺族を傷つける自由などありえない。こういう人たちは、式典が始まる数時間前、まだ夜も明けない平和記念公園で手を合わせる遺族の気持ちなど微塵も感じたことがないのだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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