【重大】蓮舫の全国比例出馬に倫理的問題!? その裏にある“逃げの戦略”を徹底解説!国民民主党・榛葉幹事長は「ブーメラン」【KSLチャンネル】

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 国民民主党の榛葉賀津也幹事長が7日の会見で、立憲民主党が蓮舫さんを参院選全国比例に擁立する方針であることについて問われコメントしています。蓮舫さんが全国比例に出馬することに関しては、実は重大な倫理上の問題があることについて、会見動画の後に解説していますので最後までお付き合いください。

蓮舫の出馬は重大な倫理違反?

 いまのところ立憲民主党側から公式にリリースされた情報ではないので、実際に蓮舫さんが出馬するのかは不明です。よって、これは仮定の話なんですが、蓮舫さんが今回の参院選全国比例に出るのは、倫理的にみてかなり問題のある行為です。
 なぜなら今回の東京選挙区は、蓮舫さんが都知事選に出馬したことで自動失職し、その欠員補充のための合併選挙となるからです。東京選挙区の定数である上位6人を通常の任期6年として、得票7位の候補が蓮舫さんの残り任期を引き継ぎ3年後に改選を迎えるという特殊な選挙となります。
 今回の東京選挙区は定数が6+1の7議席となるわけで、同党の塩村あやか議員、奥村政佳議員に次ぐ3人目の候補として立候補するのが筋なのですが、自身の失職により発生した任期3年の可能性を回避して確実に任期6年が約束される全国比例に逃げた形になります。

 そもそも蓮舫さんの国政復帰が不適切という見方もできますが、立憲の奥村政佳議員は須藤元気さんの辞職に伴う繰り上げだったので、今回の選挙で7位当選した場合は2回の当選で合計任期が4年ということになってしまうので、蓮舫さんを東京選挙区にして奥村議員を別の選挙区か全国比例にするのが適切ではないでしょうか。

 同様の問題は前回の参院選でも起こっていて、横浜市長選出馬のため失職して神奈川選挙区が定数+1の合併選挙になりました。この合併選挙に横浜市長選に落選した松沢さんが立候補し2位当選となり、立憲民主党の水野素子さんが5位当選で任期は3年となってしまいました。松沢さんが自身の失職が原因で生じた合併選挙に出馬しなければ水野さんは通常の任期6年を得たはずでした。それが松沢さん6年、水野さん3年という理不尽なことが起き、立憲民主党では現職の牧山ひろえさんと改選がバッティングして定数4で同時出馬という厳しいことになっています。

 蓮舫さんに関しては東京選挙区で定数が多かったことから、どのタイミングで辞職しても、欠員が議員定数の4分の1を超えないので補選は行われなかったわけですが、合併選挙の原因となったひとが同一選挙区に出ることも問題があるのに、全国比例という優遇措置を受けるのは倫理的に大問題です。
 兵庫県知事選の2馬力選挙がどうとかいう前に、まずはこの蓮舫問題をどうにかしろと言いたいです。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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