共産党地区委員長「小泉進次郎結婚のお祝いで盛り上がっていた同じ町で同じ時に失われていく命」←デマ!亡くなったのは昨年末

政治・社会

共産党地区委員長「小泉進次郎結婚のお祝いで盛り上がっていた同じ町で同じ時に失われていく命」←亡くなったのは昨年末

 自民党の小泉進次郎衆院議員とフリーアナウンサーの滝川クリステルさんの結婚が7日に発表され、8日もワイドショーはこの話題で持ちきりだ。
 この話題に関連して、日本共産党の香西克介品川地区委員長(衆院東京3区予定候補)は、小泉議員の結婚で盛り上がる地元横須賀で、ひきこもりの独居男性が栄養失調で亡くなったとして「同じ町で、同じ時に、こうして失われていく命がある」とツイッターに投稿した。

これ横須賀市の話だそう…
#小泉進次郎結婚 のお祝いで盛り上がっていた同じ町で、同じ時に、こうして失われていく命がある…国や自治体、政治で救うことはできたんじゃないだろうか…

 悪質なデマである。男性の死亡は昨年末で、そもそも小泉議員の結婚とは無関係。

番組を見ず記事も読まない地区委員長

 毎日のように同じ町で誰かが結婚し誰かが亡くなっている。自民党憎しで慶事にまで人の不幸を持ち出すのは下種の極みだ。

 筆者は地区委員長が引用したNHKの番組を2つ視聴している。記事の中にも登場する「担当者」とは今年の1月にNHKで放送されたドキュメンタリー「市役所課長 ハカチョウの涙」で通称『ハカチョウ』と呼ばれた北見さんだ。

“無縁”遺骨にさせないために…

引き取り手のいない「無縁遺骨」の家族探しに尽力する、市の福祉課・担当課長。
なぜそこまで関わるのか…自分自身の体験がもととなっていました。
#横須賀 #神奈川

詳しくはこちら↓
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92110/2110234/index.html?cid=huhk-fb-188

NHK HUMANさんの投稿 2019年3月18日月曜日

 市役所に運ばれてくる「無縁遺骨」を親戚縁者を探して引き渡そうと四苦八苦する福祉課課長の北見さんの活動を特集したドキュメンタリーだ。また、この北見さんはホームレスや独居の困窮者などを訪ねて歩き、市役所を頼ってほしいと声をかけていた。また、長く二人暮らしを続けてきた娘さんが家を出て一人暮らしをすることになり、その時の北見さんの複雑な心境と表情が印象的だった。
 この番組を見ていた筆者は「クローズアップ現代+」でも取り上げられた際に「あの北見さんだ」とすぐに気が付き番組を視聴したが、気にかけていた独居男性が衰弱しているにもかかわらず支援を断り、その後に孤独死するという内容に衝撃を受けた。

 共産党の地区委員長は、どちらの番組も視聴していないようだ。それどころかNHKの記事すら読んでいない。昨年末に亡くなったと書いてあるのに、ただ横須賀という土地と小泉議員の結婚を結び付け「同じ町で、同じ時に」とセンセーショナルなデマ文言を付け加えている。

 政敵の慶事を貶め、人の死を政治利用する。
 これが共産党のやり方か。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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