立憲・枝野代表「天皇陛下が2階席でトランプが升席なのは陛下に失礼」←陛下を2階貴賓席ではなく土間・桟敷に座らせるのか?
立憲民主党の枝野代表は25日、トランプ大統領が大相撲千秋楽を2階の貴賓席ではなく土俵に近い升席で観戦することに関し「日本政府が(升席の)提案をしたのなら、陛下に失礼ではないか」と述べた。
どうやら貴賓席を2階の格安シートと勘違いしているようだ。どっちが不敬なのか。
陛下を土間や桟敷に座らせるなど言語道断である。
立憲民主党の枝野幸男代表は25日、安倍晋三首相とトランプ米大統領による26日の両国国技館での大相撲観戦に関し、2階の貴賓席でなく土俵に近い升席にいすを設置するとされる対応を批判した。天皇陛下が警備の負担や周囲への配慮から2階席から観戦されているとの見方を示した上で「日本政府が(升席の)提案をしたのなら、陛下に失礼ではないか」と述べた。
出典:枝野氏、升席観戦「政府が提案したなら陛下に失礼」 – 社会 : 日刊スポーツ
升席は「土間」庶民の楽しみ
枝野氏が言うように貴賓席を2階に設けているのは警備上の問題もある。とはいえ貴賓席は天皇皇后両陛下や賓客のために用意された最高の席であり、何にも視界を遮らえることなく観戦、展覧相撲では理事長による解説も行われる。
一般的には2階席と言えば「見えにくい」というイメージがあるが、2階席は階段状になっており視界が良好、ゆったりとした椅子も用意され自由度が高い。それに対し1階は中継カメラの都合や力士が優先的に移動するなどのルールもあり、家族連れは好んで2階席をとる。
料金的にも2階奥側などの自由席以外は1階と同等で、実は「升席」が一人当たりの料金に換算するとお得だったりする。トランプ大統領には椅子が用意されるが、通常時の升席は狭くて足が延ばせないなどの問題もある。そもそも相撲などを前列で観覧するのは庶民の楽しみであり、場所的にも「土間、桟敷」であり高貴なものではない。それでも砂かぶりと呼ばれるだけあって迫力ある取組を間近で見れるので熱心なファンには人気があるが、トランプ大統領は「升席」なのでそれより後ろの位置になる。
安倍首相がこの「升席」を提案したのは、格闘技ファンであるトランプ大統領なら貴賓席より臨場感のある土俵近くの方が楽しめるのではないかという配慮からだ。最前列のたまり席は力士が落ちてきたり、立ち合いでかわされた力士が勢い余って駆け込むことがあるので、その後方の升席を選択したのは当然のことだ。
枝野さんは天皇陛下に貴賓席ではなく、土間の上に板を敷き庶民が飲食しながら観戦する升席に座れとでもいうのか?知りもしないことに口を出し、自分がどれだけ不敬な発言をしているのかも気が付かないのだろう。
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