れいわ新選組がガンダムを選挙で利用→公式が声明「許可してない応援してない」高井幹事長には偽ガンダムファン疑惑が浮上【KSLチャンネル】

2025年7月22日KSLチャンネル,政治・社会

　れいわ新選組が選挙でガンダムを利用したことに、著作権の共同所有者であるサンライズが22日に声明を発表しました。
　これはΖガンダムでエマ・シーンの声優を務めた岡本麻弥さんが参院選候補として、クワトロ大尉のコスプレをした山本太郎代表とともに選挙運動動画に出演したことに対するものと思われます。

　怒るガンダムファンに同党の高井幹事長が、ネットで調べたであろう浅い知識を披露して、自分はガンダムファンだと主張するも、全部情報が間違っていてボコられている爆笑エピソードは後ほど解説します。

1 サンライズ「許可してない」
2 幹事長に偽ガンダムファン疑惑

サンライズ「許可してない」

サンライズの声明は以下です。

2025年　第27回参議院議員選挙における選挙活動について｜重要なお知らせ｜サンライズ
2025年参議院選挙において、ガンダムシリーズのキャラクターをイメージあるいは強く想起させるコスプレ風衣装や、シチュエーションによる動画•SNS投稿等を用いた選挙活動を行っている候補者がいらっしゃいましたが、株式会社バンダイナムコフィルムワークス（SUNRISE studios）が認可したものではなく、弊社が特定の候補者を支持することはございません。

　要するに無許可かつサンライズはエマ・シーン役の岡本麻弥さんを支持しないという、なかなか厳しい声明です。できれば選挙中にこの声明を出してほしかったんですが、公開されたのが7月18日の夜でサンライズが連休に入り対応することができないタイミングで選挙に利用した節もあります。

幹事長に偽ガンダムファン疑惑

　れいわ新選組を巡っては、山本太郎がNHKの大河ドラマ『新選組！』で演じた原田左之助の衣装を完コピして政見放送に出演するなど、権利関係に対する意識の低さが指摘されています。
参考：れいわ新選組にパクリ疑惑？政見放送で大河ドラマ『新選組！』原田左之助を再現、山本太郎本人が演じる【KSLチャンネル】

　今回はガンダムの選挙利用とあって、ファンから相当なクレームがあったものと思われます。こういったファンからの意見に対して高井崇志幹事長は、自分もガンダムファンであることをアピールするわけですが、薄い知識どころかネットに転がる誤情報を取り上げるなど総ツッコミを受けています。

　高井幹事長はファーストガンダムのテレビ版しかリアルタイムで見ておらずZガンダムは大人になってみたそうですが、小学生のころガンプラにお小遣いを費やしたエピソードとともに「エマ・シーンは憧れの人」と投稿しています。
　しかしエマ・シーンの登場はZガンダムであって、少年時代の高井幹事長が憧れようがありません。

小学生の頃、ガンプラ（ガンダムプラモデル）を買うために毎週日曜日朝６時からプラモデル屋さんに並んでいた（開店は朝１０時だった）私にとっては、エマ・シーンは憧れの人です。 https://t.co/1ai1ZlJo3j

— れいわ新選組幹事長高井たかし (@t_takai) July 18, 2025

　これにより、なんちゃってガンダムファン疑惑が浮上するわけですが、高井幹事長はこれを否定するために「「Ｚガンダム」は大人になってから観ました。確かに、小学生の頃に憧れていたのは、エマ・シーンではなく、セイラ・マス」と苦しい言い訳をします。しかしその中で「今でもカラオケでは主題歌の「Believe」を歌い、ラストシーンを思い出して涙を流してます。」とガンダム好きをアピールしますが、ガンダムのエンディングは『永遠にアムロ』であって『Believe』はガンダムSEEDの主題歌であるとのツッコミを受けます。
　もしかして高井幹事長は玉置成実のように歌って踊れる人なんでしょうか。

私のガンダムファン疑惑が持ち上がっているようですが、私は正真正銘のガンダムファンです。

もちろん小学生の頃は「初代ガンダム」のファンで、お小遣いの全てを使い果たし、ガンプラを作るのが生き甲斐でした。… https://t.co/hbpvyCuxT9

— れいわ新選組幹事長高井たかし (@t_takai) July 19, 2025

　これにもまた言い訳をして急に「ガノタ」とという言葉を使い始め「ガノタなら「ラストシーンで涙を流した曲 Believe」と言えばこの曲だとすぐわかるはず。４０年経っても忘れない感動の名場面です。曲名は間違えました。「めぐりあい」でした。お詫びして訂正します。」とニコ動にアップされた違法動画を引用しちゃうわけですが、この「めぐりあい」は高井幹事長が見たと主張するテレビ版放送時には存在しない曲です。この曲は後年に再編集された『劇場版ガンダムⅢめぐりあい宇宙編』で追加され、テレビ版のラストシーンでは別の曲が流れています。
当時は存在しなかった「めぐりあい」で、どうして忘れられない感動になり、カラオケで歌うことができるんでしょうか？

ガノタなら「ラストシーンで涙を流した曲 Believe」と言えばこの曲だとすぐわかるはず。４０年経っても忘れない感動の名場面です。曲名は間違えました。「めぐりあい」でした。お詫びして訂正します。

※19分～が「初代ガンダム」の感動のラストシーンです。https://t.co/R1cOXjAxV4 https://t.co/oWrYsugX9I

— れいわ新選組幹事長高井たかし (@t_takai) July 20, 2025

　さらに高井幹事長は好きなエピソードは第40話の「エルメスのララァ」だと主張し「こんなこと、ガンダムに興味ない人が言えますか？ここまで色々話しても私のガンダム好きを疑うのはなぜですか？」と食い下がるわけですが、第40話はララァの名前が入っているだけで前哨戦みたいなもので、実際に様々な名シーンがあるのは第41話「光る宇宙」です。

機動戦士ガンダムで一番好きなのは第40話「エルメスのララァ」です。

こんなこと、ガンダムに興味ない人が言えますか？

ここまで色々話しても私のガンダム好きを疑うのはなぜですか？

エマ・シーン役の声優さんが仲間に加わったら、嬉しいに決まってるじゃないですか！https://t.co/7vX9yf5YRy https://t.co/oWrYsugX9I

— れいわ新選組幹事長高井たかし (@t_takai) July 19, 2025

　支持者からアムロ、シャア、ララァ、セイラが対峙する有名なカットを示されると「このシーン最高です！」とドヤってますが、このシーンは第41話です。