笑顔でバッサリ！小野田紀美大臣が迷惑記者の難癖質問を一蹴、旧統一教会は外国人問題？「所管外です」【KSLチャンネル】
迷惑記者が小野田大臣にバッサリ斬られています。
小野田紀美経済安全保障担当大臣は28日の閣議後の会見で、旧統一教会の問題を外国人問題とするフリーの横田一記者の質問を「所管外」として一蹴しています。
宗教を国や民族で括る危険性
毎度おなじみの迷惑記者なんですが、この横田記者の最初の質問は人権の観点から見ても問題があって、その宗教の発祥地が他国であることを理由に「外国人」という括りで批判していることです。
日本において信教の自由は憲法で保障されており、その自由の中で起きた高額献金問題は国や地域、民族で区別されるものではなく、日本の法と秩序によって公平に是正されるべきものです。旧統一教会で言えば、この問題に政府や行政が韓国という国で一括りにして国籍や民族を理由に何か判断を変えるというのは危険なことであり、場合によっては排外主義につながりかねません。
小野田大臣は所管外として一蹴していますが、これは法務大臣や文科大臣など所管の大臣に尋ねても同じような答えになるでしょう。宗教の問題を発祥の国で見るならば、キリスト教系でもイスラム教系でも、その宗教で起きた問題を地域や民族、さらには宗派で区別して対応を変えることになります。過去の歴史を見ても世界中で宗教対立や為政者からの弾圧により、迫害を受け戦禍に巻き込まれている人たちがいるということを横田さんは勉強したほうがいいでしょう。
日韓関係も依然として歴史認識などを巡りギクシャクはしていますが、少なくともに日本政府が旧統一教会の問題を韓国問題として取り扱うことは無く、粛々と日本の法に則り対応するだけです。旧統一教会問題と日韓両国の歴史認識問題を結び付け、韓国という国で括って憎悪を煽るようなことこそヘイトスピーチであり、世界から戦争が無くならない根源でもあります。
過去にも不適切な質問
横田さんのことを左翼活動家だと思っている人も多いようですが、はっきりいって人権感覚に問題のある人で右でも左でもなく、ただ政治家から失言を引き出すためならどんな暴論でも展開するひとです。今回の件もそうですが、過去には旧国民民主党が解党するにあたって、職員の大量解雇が発生することについて横田さんは会見で「実質的には合流して合流新党の事務局で職員の人が働き続ければ、一時的に退職という形になっても退職金をごそっととると、普通の民間企業の常識からするとちょっと考えられないと思うが、それを極めて少額に抑える努力をするお考えはあるか。」と玉木代表に質問しています。
民間企業の常識とか言ってますが、民間企業だろうと政党だろうと就業規則に支給条件が定められていれば、解雇するにあたって退職金は支払わなければ違法です。規定が無かったとしても慣行として支払われる状況ならば支給しなければなりません。
職員が実質、合流新党に雇用されるとしても同じです。元の雇用主が再就職先に不利益な形で関与することも違法で、もし玉木代表が「この職員は合流新党に雇用されることを確認した」などとして退職金を減額したら大問題です。
これを労働組合を支持母体とする政党に質問をするとか、普通に考える能力が乏しく、その結果として人権についてもおかしなことを言い出すのでしょう。
望月記者がマシに見えるレベル
もう一つの質問「日中関係で火に油を注ぐ」というのも頓珍漢です。小野田大臣の発言を正確に引用すると「なにか気に入らないことがあったらすぐに経済的威圧をしてくるところに対して依存しすぎるということは、サプライチェーンリスクだけでなく観光に対してもリスクではあるので、リスクの低減を常日頃から皆が考えながら経済を回していけたらいいなと」
この、どのあたりが中国を刺激したんでしょうか。実際に中国側からの反応も無いし、言っても言わなくても中国側は北朝鮮にも負けないような汚い言葉を発し続けるわけです。中国の機嫌を損ねたら物を買ってもらえないからと、自国のスタンスすら主張できないようなら朝貢国どころか主権を放棄した中国の属国です。
この小野田大臣の発言は東京新聞の望月衣塑子記者の質問に対してのもので、その望月記者も困ったひとなんですが、横田記者とは違って逆にもっと詳しく説明してくれと25日の会見で更問いしています。
この発言を問題視しているのは一部のネットで声の大きい連中くらいで、東京新聞も朝日新聞も問題視していません。中国を刺激せず大人しくしていればサプライチェーンリスクが軽減されるわけではなく、小野田大臣の発言は経済安全保障担当大臣として至極真っ当なものととらえられています。
横田記者の曲解による難癖は望月記者がまともに見えるほどです。とにかく会見でも現場でもマナーが悪く、迷惑ユーチューバーどころか、そのうちKickとかでジョニー・ソマリみたいな配信をし始めるんじゃないかと心配しています。