
イラン情勢をめぐる不安から石油化学製品等の調達が困難となっていることに目を付け、塗料用シンナーなどを小売店で購入し繰り返し転売する「せどりユーチューバー」なるものが批判を浴びている。
現在話題になっているユーチューバーはどうか知らないが、多くのせどりユーチューバーが他のビジネスへの勧誘目的であって、実際にはせどりで稼いでなどいない。その勧誘されたビジネスもまた儲からないという地獄のループである。
最近の「せどり」とは量販店などで安く購入した商品を、Amazonやフリマアプリで転売し利ざやを稼ぐ商売のことであるが、元は古本など買取店の店頭に並ぶ低価格商品の中から価値の付いている商品をピックアップし、プレミア価格で別店舗で売却したり、インターネットオークションなどで転売する、またはそういった商品の店頭在庫を探す代行業が主流であった。
近年この「せどり」は、大手小売業者が店頭販売とネット販売を並行することで、だれでも検索すれば全国の在庫と価格を知ることができるようになり下火となっていたが、最近になってユーチューブやSNSを通じて「儲かってる」アピールをすることで、そのスキームを販売するLINEに誘導するアカウントが大量に発生している。そもそも転売商品をネットで公開したりスキームを販売すること自体が、せどりの競争率を高め利ざやを低下させることであるので、その裏には別の目的があることは少し頭を働かせれば誰でも分かることなのだが。本当に儲かるならスキームを公開したり売ったりはしない。
石油化学製品を転売商材と紹介しているのも、社会不安を利用してアクセス数を稼ぐためで、法的な規制もあるので有機溶剤などを素人が大量購入もできないし、販売も発送も素人では少量しか困難でしょう。
儲かってるアピールをするインチキ臭い自称ビジネスインフルエンサーが、その後にどういう末路を辿ったかは、過去の報道でも明らかだろう。すべての「せどり」が詐欺的行為だとは言わないが、どうしても手を出したい人は、その裏にある胡散臭いビジネスの詳しい構造は知っておくべきだろう。
国からも警告されている闇商売


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