
逃げるように議員辞職した山本太郎が金を集めています。
1月に病気療養を理由に議員辞職した元れいわ新選組代表の山本太郎が、個人の政治団体「Taro’s NETWORK」の会員募集を呼び掛け秋あたりに総会を開く予定があることが分かりました。
山本太郎は病気療養を理由に議員辞職しながら、在職中に80㎞制限の道路を150㎞で走行するスピード違反で検挙されていたことが判明し、7月には代表を辞任し事実上の政界引退を表明していました。党は改称し山本太郎の色をすべて払拭するという解党的出直しを余儀なくされていますが、自分だけはちゃっかり金集めを再開しているということです。
やはり政界復帰を目論んでいるのか?新党を立ち上げる準備なのか?現在判明している情報をもとに分析してみたいと思います。
多額の寄付金と資金の移動
Taro’s NETWORKは資金管理団体ではなく参議院議員山本太郎の政治団体という扱いでしたが、議員辞職に伴い現在は完全に私的な政治団体になっているものと思われ、集めた資金の使途については今のところ不明です。
会費は一般会員が年間5000円で特別会員が10000円となっています。これだけでは運営経費を差し引くと金は残りませんが、令和6年分の政治資金収支報告書を確認すると個人からの寄付を470万円受けています。
寄付希望者には山本太郎の国会議員関連政治団体で資金管理団体となっていた「新党ひとりひとり」への寄付を案内しているようで、政治活動としてはこの「新党ひとりひとり」に資金を集中させるようです。この団体は、れいわ新選組のビジョントラックを所有しており資産として約2600万円が記載されています。またTaro’s NETWORKから2000万円が寄付されていることから、フロントはTaro’s NETWORKで、そこで集めた資金を新党ひとりひとりに移し替えていることが分かります。この動きは令和6年分ですが、議員辞職以前からこの流れであることから、すべてが最近になって変化があったということでもなさそうです。
参考:山本太郎 オフィシャルサイト | ご寄附の受付
ここで不思議なことが判明したのですが、Taro’s NETWORKへの寄付希望は山本太郎が初当選した2013年の1年後、2014年7月以降は新党ひとりひとりへ案内しているにもかかわらず、令和6年分の政治資金収支報告書では寄付を受け付けていないはずのTaro’s NETWORKに約470万円も個人からの寄付が記載されています。新党ひとりひとりではこれとは別に約720万円の個人からの寄付が入っていて、Taro’s NETWORKの個人寄付がどういったルートで受け付けられていたのか不明となっています。
資料1:Taro’s NETWORK 政治資金収支報告書
資料2:新党ひとりひとり 政治資金収支報告書
10年以上前から表向きはTaro’s NETWORKでは寄付を受け付けていないのに、収支報告では多額の寄付があるというのはとても不思議なことです。別に政治資金規正法に違反してるわけではないですが、今回の会員募集と現会員への呼びかけと合わせると、とても山本太郎が引退しているとは思えず、昔からった寄付の窓口は継続されているということです。
大石晃子も賛同か?
このTaro’s NETWORKの動きが明るみに出たのは、山本太郎と時期を同じくして政界引退を表明した大石晃子元共同代表が、17日に会員募集案内を宣伝した投稿です。
参加要件
●総会のご案内ハガキ
●先着順400名
●参加申込み9/1〜10/15まで
●申込みはハガキに記載の申込みフォーム(QRコードあり)から
●9/1以前の申込みは無効
●友達や家族1名だけ追加可能
以上ですかね😊
お知らせまで…。
私も行きたいけど遠いよ~😭
配信、アーカイブお待ちしております🙇— 喜*喜 (@ki3715ki) August 17, 2026
何とも白々しいというか、こんなのは山本太郎と示し合わしているとしか思えません。総会の情報については現会員にはは新されているようで、とても不用意な支持者が大石晃子の投稿にぶら下げて参加要件を晒してしまっています。
SNS投稿は控えるように書いてあったようですが、れいわ知能にはそんな注意事項は通用しません。
これは「案内ハガキ」が「ご案内ハガキ」となっているので、山本太郎側からの発信をコピペしたものと思われます。
病気療養で記者会見も困難との情報もあったのに、随分とやる気満々ではありませんか。
いのちの党は資金枯渇、新党へ移籍か?
これはもう新党立ち上げの準備を疑われても仕方ない状況です。衆院選の惨敗と秘書給与詐取疑惑の責任も取らず山本太郎代表と大石晃子共同代表が執行部に居座り、構成員の怒りが爆発したことで党内不和が急拡大した経緯もあります。そこに来て山本太郎が道路交通法違反の70㎞超過という犯罪で前科者となり、無責任に党を破壊してから大石晃子とともに引退を表明したわけですが、なぜ病気療養中に政治団体を動かして資金を集めているのでしょうか?
山本太郎が無責任に放り投げだしたれいわ新選組は、政党名を「いのちの党」に変更し山本太郎が作ってきたものは一切使用できないということになっていますが、これはやはり山本太郎を中心とした政治勢力を別に作ることが7月の時点で分かっていたのではないでしょうか。
一方で新代表は山本ジョージという事実上の後継指名を受けた人物で、やはり旧執行部の影響を少なからず受けているものと思われます。代表選中も山本ジョージに関する週刊誌報道で、山本太郎が直接連絡を取っていたことが明かされていています。
こうなると週刊誌報道でも山本ジョージの発言とされ本人も認めている「分党案」が現実味を帯びます。分党にあたっては抵抗した構成員を除籍処分して比例名簿から削除も可能で、れいわローテーションそのものを廃止するか、現在は上位で待機している岡本麻弥さんあたりを名簿から削除することも可能です。過去にはこれで裁判になった党もありましたが、体力的にも金銭的にも個人が裁判に持ち込むのはハードルが高いです。
法律上の山本太郎新党は参院選時に存在しなかった党になるので、所属議員や構成員を一斉に引き抜くことも可能です。分党により比例名簿を残して、繰り上げ者を移籍させることも可能です。もし繰上げを良しとせずローテーションそのものを廃止したいなら、逆らうものを片っ端から除籍にするということくらいはやりかねません。
旧れいわ新選組である「いのちの党」は、カリスマであった山本太郎と集金力は抜群だった大石晃子が離脱したことで資金難に陥ることは間違いありません。政党助成金だけでは統一地方選や、これからの参院選衆院選を戦うのは困難です。
ここに来て山本太郎の私的な政治団体が集金集めを始めれば、旧れいわ新選組の寄付者はコチラに集中して、いのちの党には継続した寄付は集まらなくなるでしょう。そうなると金の切れ目が縁の切れ目で、旧れいわ新選組の残党は一気に山本太郎新党になだれ込みます。
高価なビジョントラックも山本太郎の政治団体所有となっていることから、そもそも新体制のいのちの党では資金を回せない仕組みになっていたのではないでしょうか?
これらはあくまで私の予測に過ぎませんが、あまりにも話が出来過ぎていて現実のものとなる可能性は否定できません。しかし、問題は秘書給与詐取疑惑などで旧執行部から逮捕者を出すなどの事態となれば、その計画も全てパーです。
一説には逮捕も近いという情報もありますが、辻元清美事件のときには散々と国会での追及を受け口裏合わせと虚偽答弁の末に、週刊誌報道から1年も経って逮捕されています。
やはり山本太郎の今後の動きは、秘書給与詐取疑惑に対する捜査機関の動きに左右されそうですが、とにかく金を集めておきたいという強い意志だけは感じ取れます。


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