
また週刊誌の捏造か?
それとも国民民主党の闇なのか?
22日に告示された国民民主党代表選で、玉木雄一郎代表が橋本幹彦陣営の推薦人に対して、推薦を取り下げるよう恫喝する電話かけていたというFRIDAYの記事が話題となっています。
玉木代表がここ最近の記者会見で、気に入らない質問に露骨に不機嫌になることもあってか、この記事が事実であるかのようにアンチのエサとなっているようですが、当事者である橋本陣営からFRIDAYに対して反論の声明が発出され、実際に電話を受けた推薦人も記事の内容は全く異なることを証言しているようです。
FRIDAYの記事も橋本陣営からの反論も、釈然としない部分があるので解説していきたいと思います。
橋本陣営からの反論
まずFRIDAYの記事ですが、冒頭部分と橋本陣営の推薦人とされる匿名人物の証言を引用します。
「比例復活のくせに」と怒鳴りつけ…国民民主党の代表選の裏で玉木雄一郎氏が見せた「器量の小ささ」 | FRIDAYデジタル
7月24日と8月9日の両日、とある人物からすさまじい剣幕の電話が2人の衆議院議員にかかってきた。かけてきた相手は玉木雄一郎国民民主党代表(57)だ。電話を受けた衆議院議員は国民民主党所属でその玉木氏と代表選を争う橋本幹彦衆議院議員(30)の推薦人たちである。
(中略)
橋本候補推薦人はこう憤る。「7月24日にある議員にかかってきた玉木氏からの連絡をスピーカー機能で複数人で聞きました。代表は怒鳴るような声音で『なんで推薦人になった。降りろ』と迫ってきた。玉木代表の裏の顔というか、街頭演説やユーチューブで浮かべる別の顔も知った上で判断してもらいたい」
第一印象としては「嘘くさいな」という記事の書き方です。両陣営の推薦人は代表選管理委員会から公表されていて、なぜ匿名になっているのか不明です。橋本陣営の推薦人で比例復活をしてるのは5名で、そのうち2名がFRIDAYに証言したというのなら匿名の意味がほぼありません。
少なくとも内容が事実であれば玉木代表は誰がタレこんだか分かるはずです。
この記事を書くにあたり、どれだけ当事者へ取材をしたのか疑問しか残りませんが、なんと記事を書いた記者は22日の共同記者会見で質問をしたことをもって玉木代表への確認としているようです。
【共同会見40秒程度】
こんなことを代表選の共同記者会見で聞いても答えが返ってこないことは当たり前です。いくら低俗な写真週刊誌とはいえ、事務所に質問状も送らず記事を書く人も珍しいし、編集長も良くこれを許したなと思います。
質問のテクニック的にも問題があって、代表選の会見なのだから両名に同時に質問を投げかけることが可能なのに、なぜか橋本候補には事実確認をしていません。少なくとも候補者の両名には実名でコメントを取りに行くことができたのに、なぜそれを怠るのかと言えば、持ち込まれた情報の精査に自信が無かったとしか思えません。
いくら写真週刊誌とはいえ、記事の起点となる情報もなくゼロから話を作ることは無いと思うので、なにかしらそういう噂程度はあったものと思われます。
橋本陣営がこの記事を否定する声明を推薦人一同の名義で27日に発出していますが、その内容からしても何かしらの電話があったのではないかと思われます。
さて、このたび、一部報道に国民民主党代表選挙に関する記事が掲載されましたが、記事の内容について、私たち橋本幹彦推薦人は、誰一人として直接取材を受けておりませんし、記事中で示されているような発言をした事実もありません。
【橋本幹彦推薦人に関する週刊誌報道について】
日頃より、国民民主党の活動に対し、ご支援ご協力を賜っているすべての皆様に心より感謝申し上げます。… pic.twitter.com/vHolhfJ0hj
— 長友しんじ(国民民主党青年局幹事長) (@nagatomoshinji) August 27, 2026
そこそこの長文だったのですが、記事の内容を否定する部分はこれだけです。取材を受けた者はおらず、記事の中での推薦人とされる人物の発言も無かったというだけで、玉木代表から電話があったことは否定をしていません。
実際に電話自体はあったようですが、橋本陣営の推薦人である小竹凱衆員議員がタレコミを疑われたとして、玉木代表からの電話内容を説明しています。
7/24 玉木代表から、『私の推薦人になってよ〜。頼むよ〜。』と電話があり、『同期が挑戦しようとしているので、そっちを応援させてください!』と応えましたら、『了解、わかったよー。』と一言。それ以降の電話は掛かってきておりません。
それから、候補となる人間が【比例復活】というポイントを責めるなら分かりますが、推薦人の属性を責めるってのは、この記事書いた方、書き間違えてませんか??玉木さんの推薦人にも比例復活議員いますよ
昨日は大雨対応、代表選の代替対応、もともと予定していた県連幹事会に追われ、しっかりとコメント出来ておらずすみません。
7/24… https://t.co/zqDTbcb8Vu
— おだけ かい (@odake_kokumin) August 28, 2026
まあ、これが全てでしょう。
この小竹議員の説明でも分かるように、玉木代表も推薦人を集めようと奔走し多くの所属議員に推薦依頼をかけていたということです。小竹議員以外にも多数の議員に電話はかけていて、その中で「降りてこっちにこいよ」くらいの冗談があってもおかしくはありません。代表からの誘いを断った所属議員が気にしないように、わざとこういう冗談を言うこともあるでしょう。
そもそも玉木代表にしてみれば玉木党と揶揄されるほどに、代わりになる議員もイマイチ育っていない現状で、また代表選を圧勝したところで良いことは無いでしょう。むしろ橋本陣営に一定数の推薦人が集まって、それなりの抵抗を受けながら改めて代表に再任されるという構図が望ましいのではないでしょうか?
そういう状況で玉木代表が橋本候補から推薦人を引きはがすメリットは何もありません。
ハッキリ言ってFRIDAYの取材と裏どりが甘いとしか言いようがないんですが、タレコミの流れもなんとなく読めてしまう内容です。
要するに、玉木代表から推薦依頼を受けた所属議員が、冗談を交えながら「推薦人を降りてこっちに来いと言われちゃった」とか発言した程度のことを、悪意ある第三者が盛りに盛って週刊誌にタレこんで、それをそのまま記事にしちゃったということでしょう。
国民民主党は是々非々で政策や法案を見極める玄人的な支持者も増えてきましたが、良くも悪くもアイドルグループのような内輪ノリと、それを熱狂的に支えるファンダムが中心となっているのは以前から指摘されていることです。そういう風潮の中ではリップサービス的な言動も多いだろうし、街頭演説だけでなく終了後のオフではさらにざっくばらんな話が聞ける取材の敷居の低い党でもあります。
そういう中で週刊誌にタレこんだ第三者って、国民民主党の所属議員の中ではもう特定できているんじゃないでしょうか?


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