白タク問題の森友・加計告発プロジェクトがカンパ中止、なぜか黒川敦彦が自分の口座で集金を始めた模様
23日に今治で行われる加計獣医学部新設抗議デモを応援するバスツアーを企画した「森友・加計告発プロジェクト」が、参加者からのカンパ金徴収を中止すると発表した。
田中正道代表の投稿
「今治バスツアーの件ですが、カンパは一切取りません。費用はかかりません。スポンサーが見つかりましたのですべて私の自腹で運行します。よろしくお願い致します。 田中正道」
ツアー参加者に一律で一万円のカンパを求める行為が、道路運送法に違反する「白タク」とみなされ、摘発されるのではないかと言う懸念の声に対応したものと思われる。
白タク?森友・加計告発プロジェクトのバスツアー「カンパひとり1万円」26名が夜間強行で今治へ
だが、新たな問題が浮上した。
なんと、今治で加計問題を追及する黒川敦彦氏が自分の口座でのカンパ金募集を始めているのだ。
主催者に無断でカンパ募集の可能性も
黒川敦彦氏のホームページで告知されたデモの詳細を確認すると、なぜか田中正道氏らに代わって自身の口座でカンパ金を集めている。
9月23日、今治のデモに山本太郎来ます! – 黒川敦彦@加計の図面戦争なう @democracymonst
参加者以外を対象にしているが、参加者がカンパする可能性も十分にある。スポンサーが見つかったため主催者の全額負担となることを田中正道氏が明言しているだけに、迂回でのカンパは矛盾している。
しかし、問題の闇はもっと深い。
これがツアー主催の田中正道氏に許可を取っていない可能性もあるからだ。そうなると、極めて不透明な集金方法となる。黒川敦彦氏に関しては、過去の未公開株問題など金銭的なトラブルを抱えているだけに、どうしても穿った見方をしてしまう。
参考:加計追及の黒川様へ、集めた資金と株式は?10万円が2千万円になる夢のビジネスに出資した方からの質問
田中正道氏はこれまでにも、カンパ金の金額を修正するなどして「白タク」にならないように内容を変更していたが、黒川敦彦氏はそれを無視して「一万円」のカンパをフェイスブックで呼び掛けていた。黒川敦彦氏は田中正道氏の意思と方針を確認することなく行動している可能性が高い。
リベラル・反安倍からも敬遠される
黒川敦彦氏や田中正道氏の行動に対しては、反安倍デモの参加者や森友問題を追及している層からも、批判と懸念の声があがっている。森友問題でメディアにクローズアップされた菅野完氏らもSNSで痛烈に批判をしている。
というか、これ計画段階で、「白タク摘発の格好の対象になる」って誰も気付けんかったの? 何なのこの集団。子供しかおらんの?社会人誰もおらんの?
菅野 完さんの投稿 2017年9月20日
これ^^;昨日かな?目にしてソッコー距離おいたけど、太郎さん巻き込まれるなて。。。まさか?
— 青木まり子🍉 #CeasefireNow (@uvanaranja) September 20, 2017
過去の摘発事例などを知っている人物なら、これがいかに危険な行為かすぐにわかる。
なにより、白タクで摘発されなくとも満員のマイクロバスで、東京から愛媛県まで夜間運行する危険はまだ残っている。車中で計2泊など地獄のような強行軍で、ドライバーを交代しても仮眠するスペースもない。悲惨な事故の可能性がある以上、今からでも中止にするべきだ。