サムスンが「Supreme」とコラボを発表→偽ブランドでした!米国本家からのツッコミで発覚も無視
韓国のサムスン電子の中国法人が10日、北京で開催した「Galaxy A8s」の発表会で、日本でも人気のブランド「Supreme(シュプリーム)」とのコラボを大々的に発表した。しかし、米国本家のシュプリームがこれを完全に否定したうえで、サムスンがコラボしているのは「偽ブランド」と指摘したことが話題となっている。
韓国の複数媒体の報道によると、サムスン電子中国法人が協業するのは、本家の米シュプリームではなくイタリアを拠点とする「シュプリーム イタリア」。インターナショナル ブランド ファーム(International Brand Firm)社が展開するブランドで、本家の米シュプリームに似たロゴ商品などを展開しているため、偽ブランドと捉えられている。両者は以前から対立していたが、過去に本家がイタリアで申立てたフェイク品を巡る裁判ではシュプリーム イタリアが勝訴した事も。これは商標権の所有が国によって異なることが理由とされている。中国についても、本家の商標取得が完了していない可能性が高い。
出典:シュプリームとサムスンが異色コラボ?中国上陸?発表されたのは"偽ブランド"と判明し話題に
指摘されてもコラボ続行?
韓国でも批判の声が高まっているというが、サムスン電子側はこの事態について公式に何も発表しておらず、コラボは継続されるようだ。サムスン電子中国法人のデジタルマーケティングマネージャーが「偽ブランド」と指摘されたシュプリームイタリアを擁護するような投稿をSNSに投稿したが、すぐに削除してしまったという。
シュプリームとのコラボは日本国内でも多くの企業が行っており、どれも人気商品となり手に入りにくい事でも有名だ。国内正規品では取引価格が10万円を超えるのも珍しくなく、転売によるプレミア価格で高騰している状態だ。
サムスン電子とシュプリームイタリアにも言い分があるだろうが、世界的に見て「シュプリーム」のブランドイメージは米国の「Supreme」である。シュプリームイタリアと知って有難がる人がいるとは思えず、サムスン電子側にも若干の悪意を感じてしまうのは筆者だけだろうか?
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