香山リカさんの遠隔診断、丸山議員の適応障害に「国会議員なら対応すべき範囲内」→荻上チキさん「直接診断したわけではない精神科医が、怖い」
日本維新の会を除名となった丸山穂高衆院議員が24日、事情聴取のための衆院議院運営委員会理事会を欠席し「適応障害で2カ月の休養が必要」とする診断書を提出した。
これに対し精神科医の香山リカ氏はツイッターで、丸山議員の診断書が詐病によるものであるかのような表現を用い「国会議員なら対応すべき範囲内」と投稿している。
精神疾患の診断書をこういう形で使われるのは心外です。「逃げたいときには病気と偽装できるのか」と患者さんたちが誤解されます。適応障害とのことですが、ストレス因は自ら招いたもので、国会議員なら対応すべき範囲内です。
精神疾患の診断書をこういう形で使われるのは心外です。「逃げたいときには病気と偽装できるのか」と患者さんたちが誤解されます。適応障害とのことですが、ストレス因は自ら招いたもので、国会議員なら対応すべき範囲内です。
丸山議員 「適応障害で2か月間の休養必要」 https://t.co/IxuodEV0Je
— 香山リカ (@rkayama) May 24, 2019
これには丸山議員に否定的な著名人からも疑問の声が上がっている。
荻上チキ「直接診断したわけではない」
香山氏の投稿を引用した評論家の荻上チキ氏は「僕は丸山議員に辞めて欲しい」と前置きしながらも「直接診断したわけではない精神科医が、「自ら招いた」「ストレス因」による適応障害は「国会議員なら対応すべき範囲内」という言い方をしてしまうのは怖いなと思います。」と疑問を呈した。
僕は丸山議員に辞めて欲しいし、本件で適応障害のイメージが誤って固まることには懸念を抱きます。しかし、直接診断したわけではない精神科医が、「自ら招いた」「ストレス因」による適応障害は「国会議員なら対応すべき範囲内」という言い方をしてしまうのは怖いなと思います。 https://t.co/znOR12cbA7
— 荻上チキ (@torakare) May 24, 2019
香山氏は過去にも同様の「遠隔診断」と揶揄される投稿を何度も行っている。直接診断をしていないのに、特定人物の様子について断定的な病名や症状を投稿することは、やはり医療の倫理に反しているのではないだろうか。
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