共産党内の強制わいせつ隠蔽問題 党中央が関与認める手紙「中央委員会で検討、このことは志位委員長も承知」

政治・社会

 日本共産党内で起こった強制わいせつ問題を隠蔽されている問題で、党員からの手紙に対して党中央委員会書記局が中央の関与を認める返信をしていたことがわかった。


 この強制わいせつ問題に関しては、適切な対応を求めた草加市議との話し合いの過程で示された党3役(志位委員長、小池書記局長、田村副委員長ら)の「ご意向文書」が公開され、党のトップ指示による隠蔽が指摘されていた。適切な対応を求めた草加市議3名は除籍処分を受けている。
参考:【ご意向文書公開】共産党内で強制わいせつ事案を隠蔽か?志位、小池、田村ら党三役の意向「マスコミが騒ぐ、党を守るという判断、埼玉だけでは済まない」

粛清により党員の口塞ぐ共産党の体質

 党員からの手紙に対しての返信冒頭で、この強制わいせつ問題に対して党のトップも検討に加わっていたことを示す一文がある。

拝復 志位委員長宛てのお手紙をいただきながら、返事が遅れたことをお詫びします。この問題は中央委員会でも内部の会議で節々にわたり検討を続けてきました。その結果をうけて、書記局としてお返事をさしあげることにしました。このことは志位委員長も承知しています。

 この現状を志位委員長らが承知したうえで、強制わいせつ問題を隠蔽している証拠となる文書だ。以前に公開された党3役の「ご意向文書」については、県委員会が保身のために中央トップの名前を使ったという説もあったが、書記局からの返信で「中央委員会」「志位委員長も承知」との文言が出てきたうえで、除籍された3市議らを批判する内容となっているということは、やはりご意向文書の隠蔽支持も事実であったようだ。

 この問題で除籍処分を受けたのは対応を求めた市議だけでなく、3名の復党を求めた党の草加市委員長も除籍されており、粛清により党員の口を塞ぎ隠蔽をする強い意志を感じる。
参考;共産党が草加市の党責任者まで除籍-異論排除が加速 – 草加市議・佐藤のりかず公式ブログ

 これが威勢よく自民党の杉田議員に辞職を迫っている党の実態だ。与党に対する共産党の姿勢を基準とするならば、志位委員長や小池書記局長、田村智子副委員長らも全員が辞職して責任を取らなければならないはずだ。

関連:【ご意向文書公開】共産党内で強制わいせつ事案を隠蔽か?志位、小池、田村ら党三役の意向「マスコミが騒ぐ、党を守るという判断、埼玉だけでは済まない」
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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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