
東京新聞の望月衣塑子さん、史上最大の炎上です。
これまで数々の迷惑行為で記者会見を荒らしてきた東京新聞の望月衣塑子記者が、思想家の内田樹氏との共著『常識なき世界を生き延びるために』の中で取り上げたエピソードが複数個所で事実と異なる捏造が指摘され、朝日新聞出版が出荷・販売中止を決定し出荷済の同書を回収する騒動となっています。
同書は朝日新書の中ではランキング1位のベストセラーとなっていたため、相当な損失が予想され対談本とは言え望月記者の責任は重大です。
問題となった対談本は9月11日に発売され、そのなかで望月記者が『日本中学生新聞』を創刊し現在は高校生の川中だいじさんに言及したエピソードが、創作された事実と異なる内容だったり、川中さんのエピソードが望月記者の息子に置き換わるなど複数個所で捏造が指摘されています。
10月17日に川中さん本人が朝日新聞出版に連絡し問題が発覚したわけですが、同社の書籍紹介ページに訂正とお詫びが掲載されたのは10日後の10月27日、同社編集部としてのお詫び掲載は10月31日、回収の発表が11月1日という対応の遅れも問題視されています。
誤りではなく捏造ではないのか?
同書内での捏造と思われる部分については、川中さんがXで公開していますが、ちょっと記憶違いとか編集ミスというレベルではありません。
『常識なき世界を生き延びるために』(朝日新書)内田樹×望月衣塑子:著 について
10月27日に、版元より「訂正とお詫び」が掲載されました。
215項、217項、239項で、望月氏がぼくに関して話をしている内容のほとんどが事実ではありません。215項にある「川中くんは周りの子から『老害』と言われたり」とありますが、そのような事実はありません。「老害」という言葉が若者の間でよく使われていた時期に、そのような表現はよくないということを話したことが、なぜかぼくが「老害」と言われているという内容にすり替えられています。
他には、215項の「私の中学生の息子が」に続く発言や「息子は」に続く発言は、ぼくが話した内容であるにもかかわらず、主語を望月氏の息子に置き換えられていました。
239項では、小学生の時に学校に新聞を張り出し、先生に剥がされたという事実はありません。ぼくは、新聞委員会に所属し新聞を書いていましたが、勝手に張りだすような行為はしていません。他には、日本中学生新聞が創刊された経緯が書かれてあるのですが、外務省に取材をしようとした事実もなく、メディアの記者じゃないからダメと言われ、新聞の創刊に至ったという内容も間違っています。10月17日(土)に版元に連絡し、今もまだやり取りは続いています。
担当編集の方によると、(※)望月氏から「ゲラの確認をきちんとできていませんでした」と返事があったと聞いていますが、現在もなぜこのようなことになってしまったのか詳しい経緯の説明はなく、望月氏からの謝罪や説明はありません。
(※)望月氏が本当にこのような発言をしたかは分かりません。なぜならば、上述したとおり望月氏からは何の連絡もなく、担当編集と望月氏のやり取りはぼくには知る由もないので、担当編集からのメールにあったそのままの言葉を書いています。学校内の先生や同級生について全く事実でないこと、ぼくが話してもないことを書かれたことに対してのショックは大きいです。訂正を出してもらうために時間と労力を取られていることに憤りを感じています。
https://t.co/CoXYTd8LPX— 日本中学生新聞 (@nihonchushinbun) October 27, 2026
どうやったらここまで間違うことができるのか理解不能で、川中さんがたまたまこの本を読んだから発覚しただけで、その他の内容についても全部デタラメだったということも考えられます。川中さんを自身の息子に置き換えるなど、このレベルになると記憶違いではなく捏造です。
産経新聞によると、同書はすでに2万部発行され書店在庫などの回収は8000部を予定し、販売済のものに対しては対応を検討中とのことです。回収経費と売り上げの機会損失だけでなく、朝日新聞出版の信用失墜など損害は甚大で、これから壮絶な責任のなすりつけ合いが始まるかもしれません。
1日に望月記者は自身のチャンネル配信冒頭で謝罪していますが、現段階では経緯を調査中で弁護士を挟んでいるので詳細は明かせないということです。ゲスト出演していた政治学者の白井聡さんによると考えられるパターンは二つで、一つは対談での発言をテープ起こしして編集する段階で主語が入れ替わってしまった可能性、もう一つは望月記者が発言者を取り違えて記憶していた可能性を指摘しています。これに対して望月記者は詳細は言えないが「おっしゃる通り」と答えています。
しかしこれはおかしな話で、中学生で新聞を創刊したという人物は川中さん以外に考えられないわけで、それを別の第三者と間違えたり、自身の子息と勘違いすることは編集者含めてありえません。発言者は望月記者で十分な最終確認を怠ったことまでは認めていますが、最終的な責任は出版社編集部にあって、望月記者の発言の信ぴょう性を疑うことなく掲載し、出版に踏み切ったということで朝日新聞出版の内部で処分が行われる可能性が高いでしょう。
これらは望月記者が直接執筆したわけではなく、対談本という特殊な性質が問題を複雑化させているわけですが、タレント本とは違って学者と記者の対談ですから、発言の段階で望月記者に相当な責任が伴っているはずです。川中さんからの問い合わせで、出版社から望月記者への事実確認があって誤りを認めたということは、取材テープの確認を行い記載内容は望月記者の発言内容に沿ったものであったということです。
これを「ゲラの確認が不十分でした」と説明されても、望月記者の記憶違いや捏造であればゲラのチェックでも修正は行われないはずです。ゲラの確認だけに問題があったというならば、編集側が望月記者の発言を取り違えたか歪曲して掲載したことになりますが、それであるならば双方が取材テープを確認し結論はすぐに出ているはずです。
編集部としては最終的な出版の責任を負うことにはなりますが、やはり望月記者の発言内容に虚偽捏造があったという線は調査せざるを得ないし、もとから話が取っ散らかって主語を言い間違えたり取り違えるタイプであることは、普段の記者会見での様子みればテープ起こしをそのまま掲載することが危険な人物であったことも間違いないでしょう。
客観的に見れば望月記者の捏造であって、これを記憶違いというなら記者失格です。そういう人間を知名度だけに頼ってカバーに大写しの顔写真を使い本を売ろうとした出版業界のだらしなさも露呈した問題と言えるでしょう。
出版社の対応の遅れと悪しき慣習
今回の問題では出版社の対応の遅さも指摘されています。川中さんの問い合わせから出荷停止まで2週間もかかっていることは、出版社が損益の分岐点に販売数が達するのを待ったと疑われても仕方のないものです。
また事案の公表までに10日を要し、問題を指摘されてからも望月記者が通常運転で活動していたことも誹りを免れないでしょう。望月記者は事案が公表された翌日にSNSに簡単な謝罪文を投稿しただけで、それ以降も何事もなかったかのように副業であるYouTubeを連日にわたり更新していました。
主に対外的に経過を説明していたのは望月記者でも出版社でもなく、対談の相手であった内田樹氏です。今回の対談本に参加していたというだけで内田氏には責任がないわけですが、繰り返し対外的な謝罪をし、出荷の停止を出版社に求めて、決定後は出版社よりも早くそれを公表して事態への対応を1人で行っています。
回収に踏み切るにはそれなりの事実確認と時間を要しますが、出荷を一時停止にすることは即座にできたことで、今回の話題性で逆に売り上げペースが上がるような状況で、ほんの数日でも出荷停止が遅れたことは対応に重大な瑕疵があったと言わざるをえません。
内田氏は対応に奔走する一方で、個人的な反省もあったものと思われます。出版業界が内田氏の名前だけで本を売ろうと、2026年は単著共著などを含めて8冊も刊行されています。このペースで内田氏が取材調査、事後の確認と文責を負うことは不可能です。
出版社としては対談や共著という形にして、内田氏がすべての原稿を書かないという手法に頼り過ぎ、今回のような事故を招いているわけです。そもそも望月記者という曰く付きの人物を殊更に持ち上げ、対談相手として承諾をしたのは内田氏の失敗です。
今回の事案は東京新聞とは別の社外活動ではありますが、中日新聞社の名誉を棄損しているのは間違いないことです。望月記者はこれまでにも記者会見での質問作法が社内でも問題視され、国会の委員会採決に介入するように不規則発言を繰り返したことで、次は出入り禁止というリーチがかかっているという話もあります。
さすがに東京新聞も、彼女を記者として使うのは無理があるんじゃないでしょうか?


コメント