民進党・徳永エリと民青同盟北海道は「カンパ金着服問題」の説明責任を果たせ

2017年8月1日政治・社会

写真：北海道反原発連合HP

先月発覚した北海道反原発連合メンバーによるカンパ金着服問題で、同連合はデモ参加者向けに７月１４日、２１日に説明会、２８日に報告会を開いたが、その内容や問題の顛末は未だに発表されていない。
北海道新聞では１４日の説明会を２度記事にしているが、詳細は記載されておらず同連合の運営者が誰であるかなどの実態も明かされなかった。
①脱原発デモ　カンパ着服で主催者陳謝：どうしん電子版（北海道新聞）
②脱原発デモのカンパ着服　「弁解余地なし」主催者が説明会：どうしん電子版（北海道新聞）

北海道反原発連合の行ったデモの写真を見ると、民青同盟北海道のメンバーが参加し、マイクを持っている姿が確認できるが問題発覚後は他人事のように振舞っている。民青同盟北海道の委員長まで参加しておいて無関係とは言えないだろう。
また、当サイトで過去の活動などを調査した結果、昨年の参院選で民進党の徳永エリ議員と日本共産党候補を支持し、北海道反原発連合とユニキタ名義で公約の要請を行っていたことも判明した。要請をした人物はカンパ金を着服した人物であり、徳永エリ議員からの回答をホームページのサーバーにアップロードしている。（記事の後半で書面添付）
北海道民青同盟と徳永エリ議員は今回の件について何らかの説明を行う責任があるだろう。

民青同盟北海道が前面に

北海道反原発連合のホームページは、７月１２日の「カンパの私的流用についてのお詫びとご報告」という投稿を最後に、更新が停止。同様にツイッターやフェイスブックページも更新がされていない状態だ。

カンパ金を集め、政治にも働き掛ける活動を行う団体のメンバーが、資金を着服しても運営実態を明かさないというのは不誠実だ。団体メンバーの個人情報を明かさなくとも、集まっていた団体名くらいは公表できるはずだ。過去のデモの画像を見ると、個人参加であっても著名な人物が写っているが、問題発覚に際して何らコメントを発表していない。
団体としては共産党と関わりの深い民青同盟北海道のメンバーが委員長を筆頭に複数名デモに参加して、マイクも握っている。

その他の画像も確認したところ、少なくとも６名以上が参加しており、民青同盟北海道が団体として参加していたことは間違いないだろう。民青同盟が外部で「民青」を名乗ることはほとんどなく、別の団体を立ち上げてテーマごとに活動するのが通例だが、北海道反原発連合にどの団体名で参加していたかは不明だ。

民進党・徳永エリ議員との関係

民進党の徳永エリ議員は昨年の参院選に際して、北海道反原発連合の渋谷和也から公約の要請をされ回答を書面で返している。渋谷和也とは、今回のカンパ金着服の当事者である。また、民青同盟メンバーが運営する団体も、共同で要請を提出していることがフェイスブックの投稿で判明した。

アップロードされたPDF

表示できない画像が気になるが、本文中に共同提出団体として、民青同盟メンバーが運営する「UNITE&FIGHT HOKKAIDO（通称ユニキタ）」の名前がある。

おやおや？渋谷和也さんと五寸釘ほなみさんが、日本共産党の森つねとさんとご一緒ではないですか？

こちらは民進党・徳永エリ議員の街宣車ですね。

ここまで関わっておいて、カンパ金の着服が発覚したら白々しくこの反応ですか？

メンバーみんなが目に見える形で、半年や一年ごとに財政報告をするべきですね。どこの会社でも年度末に決算とかすると思うけど、市民団体もカンパを募っている以上は責任持ってやらないとね。

— Honami (@rock_west_) July 13, 2017

民青同盟北海道と、民進党・徳永エリは説明責任を果たせ。

追記：８月２日、当記事公開後に新代表と思われる人物が報告をアップ
　　　カンパ金不正流用の再発防止対策について | 北海道反原発連合
　　　運営実態・関係団体・金銭の流れは闇に葬られた

関連：北海道反原発連合のカンパ金着服が発覚！五寸釘ほなみ「ショックです」着服者を実名公開処刑中