国民民主・山井議員は在留資格技能実習新設時の政務官、技能実習法に民進党も賛成と山下大臣にバラされる
21日の衆議院法務委員会で、国民民主党の山井和則議員は、外国人技能実習制度について「奴隷労働ではないかと国連からも批判されている」と山下法務大臣に問い質した。
これに対して、山下大臣は「平成22年の外国人研修制度見直し当時の厚生労働政務官は山井先生」「平成28年の新しい実習制度は民進党の賛成を得ていた」と切り返したが、山井議員はまだ大臣が発言中であるにも関わらず「時間がないので簡潔に・・・」と自身に都合の悪い過去を語る大臣の発言を遮り打ち切ろうとする場面が見られた。
山井和則「外国人実習生制度は国連からも奴隷労働と批判されてる!」
山下大臣「制度新設時の政務官は山井先生。だからこそ技能実習への想いは重い。また古い制度で運用してきた技能実習制度は民進党の賛成も受け新しい制度に…」
山井「簡潔に」自分達も賛成してたことを隠そうとする山井#kokkai pic.twitter.com/wlXNpxGESj
— DAPPI (@take_off_dress) November 21, 2018
大臣発言の書き起こし
以下が山下大臣の発言(「」内は山井議員の発言)
まず冒頭ですね、この技能実習生の方もおられます。そして先ほど技能実習の事はあまりご存知ではないというのは、これはもう山井先生のご謙遜だと思います、なぜならこの外国人研修制度の見直しにかかる措置、在留資格技能実習の新設をした、これが施行されたのが平成22年7月1日、この当時の厚生労働政務官は山井先生であります。その山井先生がこの技能実習にかける思い、これは私も本当に重いものがあると思います。そして従来から言われておりました山井先生はじめ、これ与野党を通じて、この技能実習、これを古い制度で運用してきた。これに対して大変な批判があった。これに対して我々与党のみならず、この野党の民進党の皆様の大きな賛成も得て、28年10月21日にこの法務委員会で―「時間短いんで簡潔に・・・(山井)」―分かりました。この新しい技能実習法が成ったわけでございます。
自分たちは技能実習制度に賛成しておいて、その外国人実習生を引き連れ、涙を流さんばかりのパフォーマンスができる山井先生が怖い。