デタラメ野党共闘!立憲が社民区議を擁立→又市党首激怒→社民山梨県連は支持表明→社民都連は除名処分→立憲が公認取り下げ→無所属で野党統一候補に

政治・社会

デタラメ野党共闘!立憲が社民元区議を引き抜き→又市党首激怒→でも社民山梨県連は支持表明→だが社民都連は除名発表→立憲が公認取り下げ→無所属で野党統一候補に

 立憲民主党山梨県連は3日、参院山梨選挙区候補の新人で元社民党東京都杉並区議の市来伴子氏の公認を取り消し、無所属に切り替えることを決定した。市来氏の擁立を巡っては、社民党所属のまま、党に無断で立憲民主党からの出馬を決め、社民党の又市党首が強い不快感を示すなど問題となっていた。
参考:立憲、公認を無所属に変更=社民などに配慮-参院山梨:時事ドットコム

 形としては立憲民主党が社民党から「引き抜き」を行ったわけだが、市来氏本人も国会議員になることだけが目的と思われても仕方がない。さらに、その不義理に対し又市党首が激怒し社民党東京都連は除名にしているが、社民党山梨県連は支持を表明するなど野党のデタラメさを象徴する事案である。

これまでのドタバタ経緯

 市来氏が参院選野党統一候補となるまでの経緯をまとめてみる。

3月25日 立憲山梨県連が市来氏擁立を発表

 立憲民主党山梨県連が緊急常任幹事会を開き、社民党区議の市来伴子氏の擁立を決定。同日に福山哲郎幹事長同席で記者会見を行う。市来氏は23日に離党届を提出していたが受理はされていない。
参考:社民の市来伴子・杉並区議が立民で出馬表明 参院選山梨選挙区 – 産経ニュース

4月1日 社民党山梨県連会長が「共闘できぬ」

 社民党山梨県連の山田厚代表が1日、県庁で記者会見を開き「野党統一候補としての資質に欠け、ふさわしくない」として立憲山梨県連に対し、擁立の取り下げを書面で求める。
参考:参院選:山梨選挙区 立憲候補、取り下げを 社民県連、共闘できぬ /山梨 – 毎日新聞

4月23日 立憲参院総支部が設立承認され市来氏が代表に

 立憲民主党は常任幹事会で参院総支部の設立を承認し、山梨県参議院選挙区第2総支部の代表に市来伴子氏が就任、同時に参院山梨選挙区の候補として決定する
参考:【常任幹事会】参院山梨選挙区で市来伴子さん、比例で奥村まさよしさんの公認などを決定 – 立憲民主党

4月26日 社民党又市党首が重大な裏切りと批判

 常任幹事会において市来伴子氏の参議選山梨選挙区で公認か推薦かを協議する。福山幹事長は同日の定例会見で、市来氏が社民党の現職区議であることに関し「社民党さんには多大なご迷惑をおかけしたと思っており、そのことについてはお詫びを申し上げたい」と述べた。山梨選挙区での出馬は本人の強い意志であったという。
参考:次期参院選で山梨の市来さん、滋賀の嘉田さんの決定経緯を説明、桜田大臣の国道・東北道が「健全に動いていた」発言に言及 – 立憲民主党

 社民党は同日の記者会見で又市党首が「重大な裏切り」と強い不快感を示し、参院選では支援しない意向をしめした。この時点で市来氏の除名が検討される。
参考:立民、参院山梨で社民区議擁立 社民は反発「重大な裏切り」 – 産経ニュース

5月23日 社民党山梨県連が支持に転じる

 社民党県連の山田厚代表が「野党共闘が最優先」と述べ、市来氏を支持する考えを示す。
参考:参院選:社民県連、市来氏支持へ 資質問題「野党共闘最優先」 /山梨 – 毎日新聞

5月29日 野党党首会談で市来氏への一本化決定

 都内で野党党首会談が行われ、共産党の候補を取り下げ市来氏への一本化を決定。療養中の社民党・又市党首は欠席し福島瑞穂副党首が代理で出席した。
参考:参院選山梨選挙区 野党の立候補者 市来伴子氏に一本化 | UTYテレビ山梨

5月31日 社民党山梨県連が正式に市来氏支持を決定

 社民党山梨県連が甲府市内で常任幹事会を開き、参院選で市来氏を支持することを決定。
参考:社民山梨県連 市来氏支持へ【政治・行政/山梨】 | さんにちEye 山梨日日新聞電子版

6月1日 社民党東京都連が市来氏を除名

 市来氏が区議として党籍のあった社民党東京都連が1日、都連大会で「杉並区の議席に穴を開け、支持者への丁寧な説明もなかった」として市来氏の除名を発表する。
参考:参院選2019:山梨選挙区 社民都連が野党統一候補、市来氏除名 県連「共闘変わらず」 /山梨 – 毎日新聞

6月3日 立憲が公認を取り下げ、推薦に

 立憲山梨県連が常任幹事会を開き、市来氏の公認を取り下げ推薦に切り替えること決定。社民党などからの要請もあり、無所属の野党統一候補となる。
関連:立憲、公認を無所属に変更=社民などに配慮-参院山梨:時事ドットコム

 こんな選挙互助会を信用できますか?
 党の方針も政策もなく、ただ当選するためだけに動く人たち。

関連:報道されない社民党の闇!障害者への強制不妊手術(旧優生保護法)は社会党(現・社民党)が作った法案
関連:社民・又市党首「立憲民主党は政党の体をなしていない」参院選対応の遅れ批判←自分は出馬の意向すら保留

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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