
れいわ新選組が議席をめぐって大揉めです。
参議院比例の当選者を任期半分の3年で辞職させ、比例名簿順に従って繰り上げ当選させる「れいわローテーション」が、山本太郎の代表辞任をもって取り消しとなるのではないかと、当事者や支持者の間で激論となっています。
これに対する高井崇志副幹事長の説明も、どっち付かずの曖昧なもので、自分に都合の良い新代表に忖度しているようで、余計に混乱を招いています。
事の発端は7月9日に山本太郎代表が突然の辞任を発表し、それに伴いすべての役員や構成員が7月いっぱいで解任、党名の変更など山本太郎体制での形をすべてリセットすることが発表されたことに始まります。ここで、れいわローテーション含めて山本太郎の決めたこと、約束もすべて新代表が見直すことができるということも述べられ、2028年から参議院議員になることを前提で待機していた比例名簿登載者が激しく反発しています。
高井副幹事長の無能ぶり
予定通りに、れいわローテーションが実行されれば、現職の伊勢崎賢治、木村英子、奥田ふみよの3名が議員辞職し、岡本麻弥、ミサオ・レッドウルフ・蓮池透の3名が残り3年の任期を引き継ぐ予定でした。このうち6位だった蓮池透さんは沈黙、5位だったミサオ・レッドウルフさんは新代表の決定に従う姿勢ですが、次点だった岡本麻弥さんは党に対する不信感を露わにしています。
岡本さんは声優で、Zガンダムのエマ・シーン役で有名ですが、この役はガンダム関連のゲームなどで現在も継続的に仕事は続いています。2025年に参議院全国比例で次点となり2028年の繰り上げ当選が確約されながら、今年の2月には衆院選の比例中国ブロックで出馬するなど政治活動も継続していました。2年後には国会に登院することが決まっているので、それに応じた仕事の仕方も余儀なくされていたと思われますが、ここにきてその約束が反故にされる可能性がでてくれば、怒るのも当然でしょう。
現在行われている代表選では、事実上の後継指名を受けている山本ジョージ候補がローテーションの見直しを示唆するような発言を行っていますが、これに対する高井副幹事長の説明が曖昧かつ要領を得ないもので、相変わらずの忖度風見鶏のヘタレ具合を見せています。
ちなみに山本ジョージ候補は、前代表に近く自分を推薦している伊勢崎賢治、奥田ふみよ参議院議員を辞職させず党内での影響力を保とうとしているのでしょうが、当の伊勢崎・奥田の両氏は約束通りローテーションが行われることを拒否していないそうです。
高井副幹事長を含めて新体制に向けての自分の地位をどう確保するかで、有象無象がうごめいているようですが、とにかく高井副幹事長が見苦しいのは誰の目から見ても明らかです。
高井副幹事長は、まず22日にはこう説明しています。
〇「ローテーションを含めて、現代表時代に決めた制度は、例外なく見直してよい」というのが、現代表からの申し送り事項です。
〇したがって、ローテーションを含め、全ての制度は新体制において再度検討されることになります。
代表選挙・候補者街宣で「ローテーション及び構成員の解任」について質問が出た際、現執行部に対する質問だったので、私から回答しました。回答が不十分だったと思うので、改めて整理して回答します。…
— れいわ新選組 副幹事長 高井たかし (@t_takai) July 22, 2026
見直しが可能で再検討ということは、事実上は2025年のローテーション契約は破棄されたことになります。これが結果的に山本太郎の独裁から院政への移行だと批判を浴びます。
すると高井副幹事長は翌日になって意味不明な言い訳を始めます。
>〇「ローテーションを含めて、現代表時代に決めた制度は、例外なく見直してよい」というのが、現代表からの申し送り事項です。
これをもって、「山本太郎独裁だ」「山本個人商店だ」と批判する声がありますが、創業者が後継者に一切口出しせず、「新代表が自由に決めてくれればいい」ということのどこが独裁なのでしょうか?
引退してもあれこれ口出す創業者が多い中で、何と潔い姿勢でしょうか。
>〇「ローテーションを含めて、現代表時代に決めた制度は、例外なく見直してよい」というのが、現代表からの申し送り事項です。… https://t.co/aofD4y23XT
— れいわ新選組 副幹事長 高井たかし (@t_takai) July 23, 2026
政党を民間企業に例えている時点で、この人がどれだけ無能かが分かるわけですが、民間企業の創業家は経営から退いて不動産などの資産は会社名義として法人に残しても、資産管理会社を設立して株式を保有しているケースがほとんどで、株主としての影響力は保持しています。
一方で、れいわ新選組は公金原資の政党助成金が入り、寄付金も法律の規制があるので山本太郎個人ではなく政党に対して行われたものです。山本太郎には創業家として資産はゼロなので、なんの権利も保有していません。いわば有権者に雇われていた店長みたいなもので、退職にあたって持ち出せる資産は微塵もありません。
この投稿もすぐさま炎上するわけですが、高井副幹事長は子供みたいな屁理屈を言い出します。
辞めていく代表が、
〇政策は変更するな
〇野党共闘はするな
〇共同代表は残せ
〇ローテーションは残せ等々の「申し送り」をした方がよいのでしょうか?
辞めていく代表が、
〇政策は変更するな
〇野党共闘はするな
〇共同代表は残せ
〇ローテーションは残せ等々の「申し送り」をした方がよいのでしょうか?… https://t.co/4tFQ1NsWJG
— れいわ新選組 副幹事長 高井たかし (@t_takai) July 23, 2026
申し送りなどせず黙って辞めればいいんです。「何かをするな」ということではなく「何かをしてもいい」ということを辞める前に口出ししていることが批判されているわけであって、自分が辞めるからと言って自分が代表時代に決まったことは全部ご破算にするというのは、単なるヤケクソであって残った人たちからすれば大きなお世話です。
ただ山本太郎の亡霊を追いかけているだけで、何を言っても矛盾しか生じません。彼の意向など持ち出している時点ですべて間違っているわけです。
説明が二転三転していると指摘された高井副幹事長は、25日になって長文でまた言い訳をしていますが、これがまた酷い。
「ローテーションに関する説明が二転三転している」との指摘を受けていますが、私は一貫して同じ説明をしているつもりです。ただ、私の説明が拙いのかもしれませんので、改めて説明します。
① ローテーション待機組の3名が構成員を解任されたのは、ローテーションの存続・廃止とは何ら関係ない(「代表が必要と認め役員会で承認された」構成員は全員解任されている)
② したがって、現時点で、ローテーションは存続している
③ ただし、現代表から「現代表が決めたあらゆる制度は例外なく見直してもらって構わない」と申し送りがあったので、ローテーションを含むあらゆる制度は、今後新代表によって、存続か廃止か決めることになる。現時点で決まっているのは以上であり、今後ローテーションを存続するか廃止するかは、新代表が、総会・役員会等に諮って上で、決められることになります(ローテーション以外のあらゆる制度も同じです)。
一部の方が指摘するように、「ローテーションだけは存続すべき」とするならば、現代表から「ローテーションだけは存続して欲しい」と要請があり、役員会で承認されなければなりませんが、そのような手続きは行われていません(現代表からの唯一の要請は「党名だけは変更して欲しい」というものでした)。
「ローテーションに関する説明が二転三転している」との指摘を受けていますが、私は一貫して同じ説明をしているつもりです。ただ、私の説明が拙いのかもしれませんので、改めて説明します。
— れいわ新選組 副幹事長 高井たかし (@t_takai) July 25, 2026
このひとは何を言ってるんでしょうか?ローテーションの存続に役員会の承認なんて必要ないし、もしそれが必要ということであれば、ローテーションは前代表によって廃止されたということになるんですが。
ローテは誰との約束か
根本的に高井崇志も山本ジョージも勘違いしているのは、そもそもローテーションは山本太郎との約束ではなく党の決定事項です。代表の交代でリセットされる事項ではないんです。
れいわ新選組という名称を変更し代表が後退しても、法律上は継続政党として残り解党の手続きも行わないわけだから、ローテーションを行うか行わないかという選択をするよう指示される筋合いも無いわけです。
れいわローテーションという制度自体が、憲法第46条で定められた参議院の任期を蔑ろにするもので、解散もない参議院議員の身分は最大限保障され、出処進退は本人が決めるという原則に反するものです。これこそ憲法遵守義務に反しているわけです。
2022年には水道橋博士の辞職により、事後承諾で1年交代のローテーションが発表されましたが、次点で繰り上げした大島九州男議員がこれを拒否しています。ローテーションの導入を知らさせれる前には、大石晃子共同代表から圧力めいた電話もあったようですが、大島さんが参議院議員としても身分保障を盾に抵抗したことで、党は何もできなかったわけです。
一方で、今回のローテーションは選挙前に比例候補と個別に契約を行い承諾を得ていることで事情が違ってきますが、こういう憲法に反することを公表したうえで、有権者もそれを承知で投票しているわけだから、山本太郎との約束ではなく党と有権者との約束なわけです。
例えば、伊勢崎さんは特定枠で投票先から除外され、木村英子さんは熱心な国会活動で支持を伸ばしていたことから、この伊勢崎さんと木村さんの支持者は、この二人と交代をする人物は誰が適任かという戦略的投票で岡本麻弥さんらに投票しているわけです。
こういう論点整理ができず、山本太郎の後継の色が濃い山本ジョージの方針に従うような高井崇志が、代表選挙管理委員長を務めていることも異常なんです。この党が新体制で再生できるとも思えませんが、まずは無能なこの男を新執行部から排除することは絶対でしょう。


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