【秒で終了】新党・民主改革の会が早くも詰んだ?泉健太・大島敦の不参加に新たな借金で前途多難、公明党の勝ち逃げか?【KSLチャンネル】



 中道改革連合を離党した元立憲民主党議員で結成された「民主改革の会」が、船出から難航しています。国会活動、政治資金、地方組織の再構築など、様々な支障が予想されます。

 当初は中道改革連合に渡辺創議員一人を残して20名全員が参加する予定でしたが、当選10回の泉健太議員と大島敦議員が参加を見送り無所属、落選した元議員や元支部長も次々と離党表明し24日の総会までに最大でも18議席での船出になりそうです。

借金返済と公明党のメンツ


 20議席中の18名が参加すれば十分と思う方もいるかもしれませんが、泉さんと大島さんが抜けてしまうと旧態依然とした追及国会と左派傾倒のイメージが顕著となり、中道政治という旗印よりも古い立憲民主党のジェネリックのようなイメージです。支持率調査でも0%という衝撃的な数字を叩き出してしまい、お先真っ暗です。
 とにかく全員参加という目標がいきなり頓挫し、参加しなかった泉さんが「政党交付金をどのように扱うか、有権者にどう説明するか納得できない」と正論を述べていることから、参加した議員は不透明な中道の資金の管理に納得した集団というイメージになったのも痛かったでしょう。

中道の今後の方針を議論した前執行部。大変困難な役割ではあっても、国民の皆様に、体制変更の経緯、理由、特に交付金について丁寧に説明して欲しい。正直、我々も十分に納得できていない。

国民のために、私も決意をもって、前執行部にその説明と、交付金のあり方の再協議を求めています。 https://t.co/oQXcHIAL4b

— 泉健太🌏️京都3区・衆議院議員 (@izmkenta) September 18, 2026


 とにかく「お金がない」というのが課題ではありますが、その前に10月5日に召集予定の臨時国会までに党としての体制が固まるかどうかも不透明です。政党助成金を巡って批判を浴びていますが、普通に12月分までは受け取ってから分派の手続きに入ればこんなことにもならなかったわけですが、どうしても秋の臨時国会に間に合わせたいという謎の理由を挙げておいて、臨時国会へ向けての与党との調整も窓口がなく遅れています。
 正式な参加議員も決まらず国会対策もできないので、ほぼ確約されたはずの公明党との統一会派結成も先送りにされています。

 秋の臨時国会で定数削減法案や消費減税法案への対応に注力したいなら、このタイミングで分派せず、少なくとも元立憲の議員は中道改革連合に残って復党した公明党会派と組めば済んだはずです。
 民主改革の会もグダグダですが、公明党がこの事態を招いた戦犯であることは見過ごせません。中道改革連合の頓挫で参議院立憲が合流を見送ったことで、公明党は衆議院議員をすべて引き上げることになりましたが、それでは公明党が単独で離脱して中道から逃げたことになるので、立憲出身者は新党結成をして分派という形にして欲しいとゴリ押ししています。
 ただ公明出身者が抜けて中道は存続するという、シンプルで政党助成金の問題も起きない形にならなかった理由が、公明党のメンツだったというのはふざけた話です。

統一地方選巡る混乱

 さらに公明党も立憲も合流か分裂かの結論を急いだ理由は他にもあって、来年春の統一地方選で自治体選挙の候補者が所属政党の名前をどうするかで迷ってポスターを刷れないという問題がありました。公明党は公明党でポスターを刷っている人も多かったようですが、参議院が中道に合流することがやぶさかではなかったことから、統一地方選の半年前となる10月までに二連ポスターを公明党から中道に変える必要があったわけです。
 一方で立憲民主党は参議院が合流に難色を示していたので、これまでどおりに立憲のままで行けば良かったわけですが、二連ポスターで絵になるようなタレントが参議院には少なく、場合によっては中道の所属とした方が有利になる自治体もあって迷っていたようです。
 しかし中道は先の衆院選で選挙区支部が壊滅しているので、公明党なしで自治体選挙を応援する余力はありません。そもそも公明党は自治体では単独会派を原則としているので、ブロック分けのない政令市以下の市議選などで候補者調整もできません。
 当初から自治体議員は公明党は公明党、立憲民主党は立憲民主党という暫定的な措置があったので、無理に所属変更をする必要もなかったわけですが、参議院合流による中道改革連合への一本化を無駄に期待させてしまったことで、地方は混乱したわけです。

新党は新たな借金をする?

 もうこうなると中道改革連合さえなければよかったんだということになりますが、結果としては分裂が決まった時点で解党という形にして、それぞれの党に戻れば丸く収まったような気もします。
 それができなかった最大の理由がお金の問題で、中道改革連合の結党と衆院選で作った事実上の借金を誰が返すのか?ということです。記者会見でフリーの記者に指摘されていましたが、立憲民主党と公明党が繰越金から返済すればいいわけですが、とにかく立憲民主党が貧乏でお金を出せません。
 そういう事情もあって立憲出身者から1名を残して、中道改革連合の政党助成金を維持しながら事実上の借金を返済することになったのは、なんとも情けない話です。参議院の立憲としても、そのまま復党をさせてしまうと借金が漏れなく付いてくるということは頭にあったものと思われます。

 新しく結党された民主改革の会としても、中道時代の借金問題もあって政党助成金を受けるかどうかも不明で、年を越したところでいきなり経済的に破綻するという危険性もはらんでいます。新党にしてしまったことで、ポスターや印刷物の刷新に加え、関連施設や車両などの意匠をまた変更しなければなりません。結果的に新たな借金や分割の残債を抱えるところからのスタートで、党勢云々という問題以前に、破産してしまう可能性もあります。

壊滅による空白区問題

 とにかく問題だらけで、2週間後の臨時国会までに形になるのかどうかも怪しいです。国会のことだけ考えて先走ってる感が否めませんが、自治体選挙や落選した支部長のことにまで頭が回っていないようです。
 すでに落選支部長の離党が相次いでいるわけですが、立憲民主党時代に代表代行という要職で中道の結成に責任ある立場だった吉田晴美の離党を除いては、引き留めるわけにも行かずただ執行部が謝るしかないという状況です。
 ここでさらに問題となるのが、民主改革の会として離党した支部長の後任をどうするかということです。ある意味で被害者でもある離党者の選挙区に刺客を立てるわけにも行かず、その選挙区は党として空白区になってしまいます。政権交代を標榜する政党が、友党との調整以外で大量の空白区を出してしまうことは致命的な事態です。

 かつて希望の党と立憲に分裂したときには、重鎮たちが無所属となって衆院選を戦って勝ち上がってきましたが、今の状況では先の衆院選で落選した元議員が無所属で国政復帰するのは極めて困難です。言い方は悪いですが、離党して無所属になった選挙区は、当選する見込みもないのに放置することになる訳です。こうなったら党勢回復の見込みもなく、ただ滅びるのを待つだけ。

 相も変わらず民主党政権の残党たちが「大きな塊」とか「リベラル勢力の受け皿」とか寝言を言ってますが、糾合しようにも今の野党は全員合わせても与党に対抗できる数は無く、落選中の元議員たちも自分の地元活動すらできないほどに困窮しています。
 単なる数合わせではなく、まず民主改革の会とはいかなる思想と理念によって結成されたのか、それを明確にして政治集団としての芯を作るべきです。そのためにはまず、離党者の中でも旧執行部の責任から逃げて立憲都連と活動している吉田晴美や、参議院の選挙区を狙って立憲に抜け駆け復党をした亀井亜紀子や川内博史の選挙区には後任を立てたうえで、参議院選挙に出馬しても支援はしないという宣言をするべきです。
 こいつらは他の離党者とはわけが違うし、今後の立憲民主党側との協議においても公認を出さないように釘を刺しておかなければ、ここで踏ん張った同志たちに申し訳が立たないでしょう。

 いずれにしても民主改革の会の未来は暗く、公明党だけが勝ち逃げをした形ということです。

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