【BTS原爆T問題】津田大介さん「音楽に政治が持ち込まれた」←政治が絡んだという事実なし
メディア・アクティビストの津田大介氏は10日、原爆Tシャツ問題で番組出演が相次いでキャンセルとなった韓国のアイドルグループ「防弾少年団(BTS)」について、以下のように苦言を呈した。
NHK紅白歌合戦、フジテレビFNS歌謡祭、テレ朝ミュージックステーション・スーパーライブの出演がそれぞれ消滅とのこと。典型的な「音楽に政治が持ち込まれた」事例になったね。
NHK紅白歌合戦、フジテレビFNS歌謡祭、テレ朝ミュージックステーション・スーパーライブの出演がそれぞれ消滅とのこと。典型的な「音楽に政治が持ち込まれた」事例になったね。https://t.co/HkBDEc1VYa
— 津田大介 (@tsuda) November 10, 2018
原爆を肯定・賛美するTシャツ着用が批判され、日本ですこぶる評判の悪くなったアーティストを使わないという判断が「政治」なのでしょうか?
津田さんの言い分では「BTSの原爆賛美を政治主張として認めろ」ということになってしまいますが、これは贔屓の引き倒しであり、防弾少年団も迷惑でしょう。そもそも政治的なことが絡んだという事実はありません。
SWCも原爆TシャツとナチスSS帽子を批判
この原爆Tシャツ問題を受けて12日、ユダヤ系人権団体のサイモン・ウィーゼンタール・センターが公式に声明を発表し不快感を示している。
Popular Korean Band Whose Japan Performance Was Cancelled For T-Shirt Mocking A-Bomb Victims, Once Posed With Nazi SS Death Head Symbols, Flew Nazi-Like Flags At Concert #BTS https://t.co/qqvYBvwZxd
— Simon Wiesenthal Center (@simonwiesenthal) November 11, 2018
当然の反応である。同団体が日本国内のイデオロギー闘争など知る由もなく、相手が誰であろうとナチスを容認・賛美するような行動を看過するはずがない。
BTS擁護が孕む危険性
BTSのファン層は主に10代の中高生のようだが、SNSでは10代ファンによるものと思われるBTS擁護の投稿が炎上する事態が相次いでいる。
炎上する理由としては、BTSへのバッシングを見かねたファンが「原爆投下は昔のこと」など、被爆者の記憶を軽視するような内容を投稿したり、音楽番組出演キャンセルに激怒して「日本人死ね」「韓国人になりたい」と人種にかかわる不穏当な投稿をしていることだ。これもある意味でBTSの絶大な人気を表しているとも言えるが、その影響力が悪い方向に向いているとも言える。
BTSは自身の影響力を自覚し、早急に謝罪して事態を収拾する必要があるだろう。韓国が国策としてアーティストを世界に売り込むのは勝手だが、こうやって日本人の核兵器に対する意識を低下させている結果は無視できない。
津田大介氏がこの思いを「音楽に政治が持ち込まれた」などと表現するならば、それは手前勝手な「自由」を振りかざしているに過ぎないだろう。
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