ジャパンタイムズが徴用工・従軍慰安婦の表現変更、ケント・ギルバート氏「応援するメッセージを送ろう」
英字紙「ジャパンタイムズ」(日本国内で販売)が7日、従軍慰安婦や韓国徴用工に関する説明や呼び方を変更したとして、異例の社告を掲載した。
変更内容
徴用工について
変更前「強制労働」
↓
変更後「戦時中の労働者」
従軍慰安婦について
変更前「強制的に働かされた」
↓
変更後「意思に反して働いていた者も含まれる」
参考:慰安婦問題で釈明社告 ジャパンタイムズ – サッと見ニュース – 産経フォト
議論と検証に「断定」は禁物
これに対して、カリフォルニア州弁護士でタレントのケント・ギルバート氏は「ぜひ、ジャパンタイムズ紙の決断を応援するメッセージを以下から送ってください。もちろん日本語で大丈夫です。」とツイッターでフォロワーに呼び掛けている。
ジャパンタイムズ紙は 11 月 30 日付で「朝鮮半島出身労働者」と「慰安婦」の英語表現を以下のように変更すると発表しました。和訳→https://t.co/PVl0knVkh0
ぜひ、ジャパンタイムズ紙の決断を応援するメッセージを以下から送ってください。もちろん日本語で大丈夫です。https://t.co/L79g3MefpU pic.twitter.com/pB39JmRgE9— ケント・ギルバート (@KentGilbert01) December 6, 2018
早速、海外のメディアは「保守的な安倍首相に歩調を合わせた」などと批判的に報じているようだが、ジャパンタイムスのこれまでの姿勢からしてそのようなことは考えにくく、多様な意見と検証があることを踏まえて断定的な表現を適切ではないと判断したものと思われる。変更した表現も、決して韓国側の主張を全否定するようなものではなく、こういった問題や論争に際して100か0かの一方的な論調こそが真実から目を背けているという現状を危惧したのかもしれない。
もし、左派がこのタイミングでジャパンタイムズをバッシングしたとすれば、それは議論も検証も許さない独善的なものであると思って差支えは無いだろう。
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