山本太郎「発表できる段階でないものを誰かがリークした」自由党と国民民主党の合流合意は誤報だった

政治・社会

山本太郎「発表できる段階でないものを誰かがリークした」自由党と国民民主党の合流合意は誤報だった

 自由党と国民民主党の合流が大筋で合意したという報道について、自由党の山本太郎共同代表は23日、報道を否定する投稿を行った。合流の話し合いはあったようだが、政策などのすり合わせで合意に至っておらず「発表できる段階でないものを誰かがリークした」と説明している。


合流の協議は継続される

 マスコミの先走りであり、ほとんど誤報と言ってよい。ただし、国民民主党の玉木雄一郎代表は23日の会見で、両議員総会で協議は代表の玉木氏に一任されたとして、継続して協議する意向を示している。
※小沢一郎を幹事長に据える案は玉木氏が否定

 この合流報道が駆け巡った直後、国民民主党の階猛議員が「あり得ない。単に誤報だろう」とSNSに投稿しており、この協議が所属議員に了承される前にリークされたという山本議員の見解と一致している。

 階猛議員が「理念・政策が一致していない」とした一方で、同党の徳永エリ参院議員は報道を好意的にとらえていた。

自由党との事は聞いていました!まとまれるところから、まとまる。参議院は、森ゆうこさん、山本太郎さん、青木愛さん、木戸口英司さん。政治の世界は何が起きるか分かりません。私は、安倍政権を倒す為なら、出来ることは、何でもするべきだと、思います。

徳永 エリさんの投稿 2019年1月22日火曜日

不確定な報道に「聞いていました!」と投稿してしまうあたりが徳永議員らしいが、この合流協議が難航し拒否反応を示した議員らとの軋轢を生む軽率な投稿である。階議員が投稿しているように「理念・政策」が一致しない他党との合流を歓迎するということは、国民民主党の中でも理念と政策が一致していないということになる。

 政策理念や国会運営の考え方が立憲民主党に近い自由党と、どうやって政策をすり合わせるかは困難を極めるだろう。また、小沢アレルギーを持つ議員が離党や再分裂の動きを見せる可能性もあり、あまり明るい未来が見えてこない合流協議である。

関連:自由党と国民民主党の合流報道「あり得ない。単に誤報だろう」階猛議員がSNSに投稿、党内紛糾は不可避
関連:自由党・森ゆうこ議員の元事務所スタッフが死亡ひき逃げ事故!逮捕時の報道では前職が報じられず謎の人物

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう