共産党・吉良よし子逮捕の動画が拡散される!東京都委員会が事実無根として抗議声明も「公選法違反は事実」との指摘相次ぐ
日本共産党の吉良よし子参院議員が逮捕されたと誤認させるタイトルの動画が拡散されている。内容を確認すると、吉良よし子議員が氏名入りタスキをかけて活動していることに対し「公選法違反では?」と男性が尋ねると吉良氏はタスキを外したが、秘書らしき人物が「問題ない」と割って入ったため口論のような状態になり、男性秘書らしき人物が警察官から交番への同行を求められる映像が写っている。
https://www.youtube.com/watch?v=4JXG23Gg1jM
これに対し日本共産党東京都委員会は事実無根として抗議声明を発表し、吉良事務所も「逮捕されていない」と抗議している。
事実関係はそのとおりで、逮捕されていません。吉良よし子議員に対する卑劣なデマ攻撃は許しません。 https://t.co/REsb2v2XHY
— 吉良よし子事務所 (@kirajimusyo) June 29, 2019
氏名入りタスキは公選法違反か?
まず、この動画の問題は「私人逮捕」としている部分だ。私人逮捕は監禁や暴行罪と紙一重であり、その要件を満たすことは極めて難しいとされている。万引きなどが現認され犯人として追呼されても逃亡を続けた場合などが想定されるが、今回の場合は証拠を押さえて通報すれば済む状況であり私人逮捕できる状況にはない。また、警官が状況確認のために交番に同行を求めるのも、現行犯ではない対象人物のプライバシーと路上の安全を保つためであり逮捕ではない。
また、警察と接触すらしていない吉良氏を「容疑者」としたことは名誉棄損で訴えられても仕方ない。
一方で公示前の氏名入りタスキに関してはどうだろうか?
これに関しては「違反ではない」と主張しているのは日本共産党くらいである。明確に違反であることが確認されているが、政治関連での逮捕に腰が引ける警察が対応していないだけだ。筆者はこれまで全国の選挙管理委員会に取材をしてきたが、そのすべてにおいて「違反に当たる」との回答を得ている。現に各地の選管HPでも「違反事例」として明記されている。
しかし、日本共産党は「逮捕事例がない」「機関紙しんぶん赤旗の販売責任者名」という言い訳マニュアルまでを用意して違反を繰り返している。
参考:共産党の説明テンプレ暴露「選挙活動ではなく赤旗の販売宣伝活動」公選法違反指摘に指導部が言い逃れ指示
吉良勝手連の投稿がさらなる問題に
勝手連ではあるが、警察に確認して「違反ではない」と回答を得たと断言している。投稿は23日であり、件の動画が撮影されたのと同日である。(動画公開は28日)
タスキが公選法違反か、警察が確認しました。「違反ではない」の言葉をもらいました。#吉良よし子#タスキ#タスキは違法ではありません pic.twitter.com/ONjhBmAs5V
— 吉良よし子 勝手連 (@kirayoshikosupp) June 23, 2019
あり得ません。これが本当なら対応した警察官は処分される。筆者の取材経験からして、公職選挙法に関しては選管へのたらい回しがあるだけだ。そもそも公職選挙法への対応は選挙直前に組織される対策本部が着手するだけで、現場の警察官が対応するのは道路の安全確保や騒音苦情への対応くらいだ。
この問題に対して維新の足立康史議員は東京都委員会の抗議に「意味が分からない」と指摘している。
何に抗議しているのか、よく分からないぞ。 https://t.co/t12vuE9775
— 足立康史 衆議院議員 (@adachiyasushi) June 29, 2019
確かに抗議の意味が「タスキ」なのか「逮捕の情報」なのか判然としない。もし、公示前の氏名入りタスキを公然と「違反ではない」とするならば、それはそれで問題となるだろう。
関連:日本一早い公選法違反!共産党が来年夏の参院選選挙活動を開始、小池晃が吉良よし子の再選を呼び掛ける
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