野党支持者「これは審議拒否ではない」国対と理事会の違いも理解していない妄言【マガジン84号】

KSLマガジン


 総務省接待問題で注目されていた山田真貴子内閣広報官が28日夕方に入院し辞表が提出された。山田氏は1日の衆議院予算委員会に参考人として呼ばれていたが、出席が不可能となったことで予算委員会の開会は30分以上遅れた。

 これについて野党支持者は「審議拒否ではない」と必死に火消しを行っているが、8時35分の理事会に維新以外の野党が出席を拒否していた時点で審議拒否は確定しており、遅延して開会されたのは結果であって理事会への出席を拒否して審議開始時間が大幅に遅れた事実は変わらない。理事会が延長したなら仕方ないが、定刻に現れなかったのは審議拒否である。

国対が運営しているという勘違い

 ここ数年、一部の野党が審議拒否について「審議整理だ」などと訳の分からないことを言っているが、これは国対政治が腐敗していった結果である。今回の予算委員会の開会遅延も、定刻の8時35分に辻元清美野党筆頭理事らが理事会に出席し山田氏の辞任に対する対応を協議するのが筋であるが、これを安住淳国対委員長に丸投げして理事会への出席を拒否したのだから審議拒否以外の何物でもない。

 野党支持者にはこの国対政治の肯定派が多いのだが、これは本来のルールを知らない無知によるもので、特に野党第一党支持者による勘違いが目に余る状況だ。本来の国対の役割と理事会との違いを以下に解説する。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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