大島理森衆院議長「野党がどうして評価が低いのか考えて」←それが考えられないから野党なんですよ

政治・社会

大島理森衆院議長「野党がどうして評価が低いのか考えて」←それが考えられないから野党なんですよ

 自民党の大島理森衆院議長は10日、玉川大学(東京都)の一年生を対象に講演し、野党の党名を知っている学生が少なかったことなどから「野党が皆さんの声を目線を同じくして聞いて、どうしてこんなに名前を知られていないんだ、どうして評価が低いんだというところから考えて頑張っていただきたい。」と述べた。

大島理森衆院議長(発言録)
 立憲民主党という政党の名前を知っていますか、と聞いたら手を挙げる人が少なかった。何が問題かと私は思う。政党の変化があまりにも多すぎる。政党は持続して国民を巻き込まないといけない。政党が分裂したり一緒になったりする姿に対して、国民は政党に対する信頼感がなくなっているのではないかという問題意識を持っている。

 きちっとした野党の存在があることが、民主主義の非常に大事なことだ。自民党もそうだが、野党が皆さんの声を目線を同じくして聞いて、どうしてこんなに名前を知られていないんだ、どうして評価が低いんだというところから考えて頑張っていただきたい。(玉川大学での講演で)
出典:大島衆院議長「野党どうして評価低いか考えて頑張って」:朝日新聞デジタル

野党の街頭演説にも苦言

 共同通信によると、大島衆院議長は街頭演説ばかりする野党の姿勢にも苦言を呈している。

 講演は1年生が対象。大島氏が政党名を挙げて聞いたところ、野党を知っていると挙手する学生が少なかったことから「野党は街頭演説だけでなく、こういう場に出て『なぜ評価が低いんだ』と考えるところから頑張ってほしい」とエールを送った。
出典:大島議長「政党の変化多すぎる」 野党に苦言 – 共同通信

 大島衆院議長が指摘するように、野党は「街頭演説に多くの人が!」というアピールに躍起で、立憲民主党は街頭演説のことを「大作戦」と呼び繰り返しているが、全く支持率は伸びていない。

 こういった傾向は今に始まったことではなく、特定の思想や団体からの指示で個人が当選することを目的とする万年野党の悪癖である。実際に国民民主党などは党の支持率が限りなくゼロに近い常態が続いているが、いざ選挙となれば自力で当選してくる議員が多い。しかし、ノンポリ層の取り込みで支持率を上げ党全体で大多数を取らなければ政権は奪取できない。
 立憲民主党にしても、次々に現職議員が入党し勢力が結集しているように見えるが、実際はそれまでに離散した勢力の一部が出戻っているだけで歴史上まれにみる「小さな野党第一党」というのが現実だ。大島衆院議長はこういった現状を冷静に分析したうえで、自民党一強の国会で有効な議論もままならない現状を危惧しているのだ。

 野党の連中は耳をかっぽじってこの話を聞け!

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