枝野代表の秘書が放言?「共産党は気楽、社民党はおしまい、日本人は未熟」←悪質なフェイクニュース


枝野代表の秘書が放言?「共産党は気楽、社民党はおしまい、日本人は未熟」←悪質なフェイクニュース

政治知新が配信した記事

 政治ニュースサイト「政治知新」が1日、立憲民主党・枝野代表の秘書が他党を批判する放言をしているという記事を配信している。
枝野の野党共闘への本音が露呈!? 枝野最愛の秘書、「共産党は気楽、社民党はおしまい、日本人は未熟」と大放言! – 政治知新
 政治をウォッチしてきた読者ならすぐに気が付いたと思うが、あまりにも悪質なフェイクニュースなのでひとつひとつ解説をしておく。

 まず、最初に掲載されている平凡なツイートは最近(今年3月)の投稿であるが、それ以降のツイートは2010、2011年と民主党政権時に投稿されたもので、その古いツイートに記述されていない”暴言”を政治知新が勝手に付け加えている。
 これを意図的なフェイクニュースではないと否定し、以下に筆者が解説する政治的背景を政治知新が「知らなかった」と言い訳するなら”政治ニュース”の看板を下ろすべきだ。
 

スポンサーリンク

ツイートの意図を検証

 政治知新が小見出しに使った文言と解説について、一件づつ解説しておく。

暴言①「もう社民党はおしまい。連立解消あるのみ」

 このツイートを政治知新は「関田氏によれば社民党は党是を無視したゴミ政党で、もうおしまいだそうだ。」としているが”ゴミ政党”ととれる文言はニュアンスすら記述されていない。また関田氏の「小選挙区でも議席を確保している沖縄県に見放されれば、もう社民党も終わりだ」という部分は、沖縄県において同党の照屋寛徳衆院議員が絶大な力を持っており、社民党にとって沖縄県が要所であることは、政治界隈では一般的に認知されていることだ。

 また、この関田氏のツイートは2010年5月16日だ。この時期は米軍普天間基地の移設先として「最低でも県外」を掲げて発足した鳩山政権が、紆余曲折の末に県外移設を困難とという認識を示したことに対して、一貫して沖縄の基地に反対していた社民党が連立に残るかどうかで揺れていたときだ。
 辺野古移設を決めようとする鳩山政権から社民党が離脱することは必然で、関田氏が「党是とは何か?」と問いかけているだけ。結果的に辺野古移設の閣議決定に反対し署名を拒否した福島瑞穂大臣を鳩山内閣は罷免している。これにより、社民党と民主党の連立政権は解消されており、いまさら「党是を無視した」と解釈するような事実は存在しないし、連立解消こそ社民党が取るべき筋であった。

暴言②「社民党は党として形をなさない。解党あるのみ」

 これも暴言①とされた件と同じパターンだ。投稿は2010年5月28日の15時台であり、鳩山内閣が県外移設を断念することを正式に発表、この日の夜に閣議決定が行われ、署名を拒否した福島瑞穂大臣を罷免している。
 時間帯的には福島瑞穂が辺野古移設を承認するかどうか注目されていたときであり、関田氏の「また与党となり沖縄駐留を承認すれば、もう党としては形をなさない」というツイートは何ら問題がない。これを「社民党は党として形をなさない。解党あるのみ」と部分的に切り取るのは無理がある。
 基地駐留を承認すれば「党として形を成さない、解党あるのみ」は関田氏の考えではなく、必然的にそうなるので回避するべきという意味である。

暴言③「共産党は気楽」

 これは酷い。どこに「共産党は気楽」と書いているのか?
 関田氏は「それだったら経済団体の仕事って楽なんだけどなぁ」と書いている。対象は共産党ではないし、経済団体に対しても「気楽」とは書いていない。文脈としては「そんなに楽ではない」というツイートだ。
 また、政治知新はこれを本音とし「立憲民主党にとって、共産党は侮辱の対象」としているが、これも2010年の投稿であり当時は立憲民主党ではなく民主党政権。民主党政権に限らず、非自民の政権でも「共産党とは組まない」というのは政界では当たり前であった時代だ。この時代に共産党の言い分に反するツイートを行うのは何ら不思議ではない。

暴言④「エジプトの方が民主主義として成熟。日本人は未熟」

 これも投稿は2011年2月13日と民主党政権時代だ。支持率低迷を打破するために内閣改造を行った第二次菅内閣への批判である。これを政治知新は「支持率調査を参考にする日本国民は未熟」としている。強いて言うなら「互いの臆病さ」の部分が有権者批判と取れるが、どう読んでも「日本人は未熟」などとは書いていない。さらに「エジプトの方が民主主義として成熟している」という文言もない。
 当時の菅内閣を批判して、何が悪いのか。

暴言⑤昔の自民党政治のほうがよかったと本音

 これも投稿は2010年で民主党政権時代だ。小沢幹事長が陳情の受付を議員個人ではなく「幹事長室」に一本化してたことに対する批判である。これを自民党時代の陳情方式に戻した方が良いというのは党内外から出ていた意見であり、特に関田氏が自民党寄りの認識を示したわけではない。
 幹事長室に窓口を一本化したことで、幹事長の独裁と不透明さが問題視されていたことから、2010年11月には幹事長室から「党本部」に窓口を移行している。

 民主党政権下の異常な陳情方式を批判しているのであって「自民党政治の方がよかった」などとは一言も書いていない。不透明な幹事長室一本化より、自民党時代の「議員個人への陳情方式」の方が健全だと言っているだけだ。

暴言⑥「俺は将軍様の側用人だ!」

 やっと最近(2018年)の投稿が出てきました。
 で、関田氏が「俺は将軍様の側用人だ!」とどこに書いているのでしょうか?書いているのは「側用人生活でも屈指の忙しさ」と書いているだけだ。民進党の大混乱から急遽、立憲民主党を立ち上げた一年が忙しかったという何も問題の無いツイートだ。

 さらに、政治知新では「彼の発言で頻出するのが「俺は将軍の側用人だ!」という自慢である」としているが、忙しいアピールなんて政治界隈の人間なら珍しくもなんともない。実際に忙しいのだから。
 また、関田氏のツイートを検索しても「将軍」というのはヒットせずbioに書かれているジョークだけ。もうひとつの「側用人」はこのツイートが初出である。
 ありもしない投稿を「頻出」とは最早、これは捏造の域である。

結論 読者を馬鹿にしている

 結論、政治知新が民主党政権時代の批判を安倍政権時代のツイートのように論評しているのは、悪意のある印象操作、もしくは捏造と言っても過言ではないだろう。
 ツイートに民主党政権時代の日付けが表示されているのに、立憲民主党の野党共闘に対するスタンスなどと絡めている。どうせ都合よく野党批判に脳内変換してくれるだろうと、読者を舐めきったいるのだ。

 政治知新は以前にも、国会閉会中であるにも関わらず「蓮舫議員終了のお知らせ、蓮舫法案(国会議員の二重国籍禁止)27日に提出」というフェイクニュースを流している。
参考:「蓮舫議員終了のお知らせ、蓮舫法案(国会議員の二重国籍禁止)27日に提出」悪質なフェイクニュース

 この際にも、政治知新の知識が疑われたが、今となっては無知と歪曲の両面を疑わざるを得ない。知識が無いのならニュースサイトとしてアウト、歪曲・捏造したとしてもアウトだ。

関連:BuzzFeedが捏造疑惑から削除で逃亡!悪質な写真加工、事実無根と指摘されたコンビニ成人誌の記事
関連:【検証】一つの制作会社がテレビ局を乗っ取っている!と言うデマが流れた経緯

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。→支援ページ 【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

この記事が気に入ったら
いいね ! で応援しよう

Twitter で

ヘイトに強い立憲民主候補・うすい愛子氏「安倍さんへのヘイトはヘイトではないです」というヘイトを投稿ヘイトに強い立憲民主候補・うすい愛子氏「安倍さんへのヘイトはヘイトではないです」というヘイトを投稿

立憲民主党に特大ブーメラン!菅直人が「子供を産む生産性が低い」と演説する動画が見つかる!菅直人「国民民主党、一度解散して個々の判断で政治理念の近い政党に参加するほうがいい」←大きなお世話





最近の記事

  1. KSLマガジンvol.8 今どき国会議員を「先生」と呼ぶのはどうなのか問題!相手によって使い分けが必要だったりする
  2. 室井佑月が北村大臣を中傷「すげぇの出してきたな、寝たきりのおじいちゃん」人権意識の低さを遺憾なく発揮する文章
  3. 新型コロナウイルス対策もせず立憲民主党がフェスを強行「中止による社会的影響考えた」前回は台風通過中に開催
  4. 辻元清美「鯛は頭から腐る」は誤用か?佐高信の著書タイトルで勘違い、正しくは「魚は頭から腐る」正しい使い方は?
  5. 何でも反対!立憲民主党福島県議「コロナウィルスお忍びで福島県にもやって来ました」福島県の患者受け入れを揶揄
  6. 【動画】予算委員会の審議拒否は前日から計画!立憲・福山幹事長が会見でうっかり漏らす→記者に突っ込まれ認める
  7. ラサール石井 with 山口次郎「槇原敬之の逮捕は政権批判を逸らすため」期待を裏切らない投稿に涙が止まらない
  8. 【動画】安倍総理「日本共産党は殺人などの破壊活動を行った疑いがある」本会議で維新・足立康史議員の質問に答弁
  9. 室井佑月が週刊朝日でフェイクニュース「世耕弘成・参院幹事長がデマまで流す始末だ」→デマは室井氏の記事でした
  10. 安倍総理が辻元議員に「意味のない質問だよ」→マスコミは案の定、きっかけが辻元議員のヤジだったことを報じない



最近の投稿

PAGE TOP