鬼畜!TBSが無断で移植手術の様子を放送、臓器提供男児の母親「夢の中の姿さえ肺になってしまった」

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鬼畜!TBSが無断で移植手術の様子を放送、臓器提供1歳児の母親「夢の中の姿さえ肺になってしまった」

 TBSが2017年に放送した番組内で、脳死した1歳男児の肺移植の様子を家族に無許可で撮影し放送していたことが判明した。移植される肺に画像処理も無かったという。男児の両親はTBSと移植手術をした岡山大学病院、日本臓器移植ネットワークなどを相手取り損害賠償訴訟を起こすという。

 両親と代理人弁護士によると、番組は2017年7月に全国放送された。移植医に密着取材する内容で、両親には放送前に連絡はなかったという。肺が画像処理されずにそのまま映っており、番組を見た男児の母親は髪の毛が大量に抜けるなど精神的苦痛を受けたという。母親は「夢で息子に会うことだけが慰めだったのに、夢の中の姿さえ肺になってしまい唯一の安らぎを奪われた」と話した。
出典:ドナー男児の移植「無断で放送」両親がTBSと病院提訴:朝日新聞デジタル

番組紹介でも利用していた

 無断で放送された番組は2017年7月24日の『「名医のTHE太鼓判5 」&「スーパードクターズ」合体4時間SP!!』で、後半で「スーパードクターズ」が放送されたようだ。

 TBSのHPでは以下のように紹介されている。

○「肺疾患患者の最後の砦…国内最年少肺移植に挑む!」肺移植・呼吸器外科医・大藤剛宏
余命が限られている肺の重症な患者の命を救うことができる医療が肺移植だが、日本では300人以上の患者が治療を待っているとされる。
治療の第一人者、岡山大学病院・臓器移植医療センターのセンター長、大藤剛宏教授は、年間70人から80人の患者の往診のため全国を飛び回る。
大藤率いる肺移植チームは「5年生存率82%」最近の50例における手術成功率100%と世界に類を見ない治療成績を誇る。
今年5月、大藤は国内最年少、1歳児への肺移植に挑んだ!
出典:スーパードクターズ|TBSテレビ

 TBSは朝日新聞の取材に「臓器移植法の指針に従って細心の注意を払って制作した。訴状を受け取り次第、内容を精査して対応を検討する」と答えているが、番組として「大藤は国内最年少、1歳児への肺移植に挑んだ!」という宣伝文句を使っておいて、男児の家族の許可を取っていなかったのだ。どこらへんが「細心の注意」を払っているのだろうか。

 命を救われる側は良かったのかも知れないが、脳死状態となった1歳の息子の肺を画像処理もなく見せられた母親の気持ちを一切考えなかったのか?母親はショックで髪の毛が大量に抜けるほどの苦痛を受けているのに、よくも「細心の注意を払った」などと言えたものだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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