立憲民主党・山岸一生が東日本大震災のハッシュタグをパロディ化「#安倍寝ろを提案します」薄笑い動画に批判殺到

2020年3月4日政治・社会

　立憲民主党の山岸一生（落選組）が提唱したハッシュタグ「#安倍寝ろ」に批判が殺到している。
　ツイッターに投稿した動画の冒頭で山岸氏が手書きの「#安倍寝ろ」を掲げ、薄笑いを浮かべながら安倍総理の新型コロナウイルス対策を批判している。このハッシュタグは東日本大震災発生と原発事故の際に、多忙を極め昼夜問わず緊急会見に対応する当時の枝野幸男官房長官を気遣って作られた「枝野寝ろ」をパロディ化したものである。

#安倍寝ろを提案します。起きろでも働けでもなく。
今、総理(官邸)の場当たり的な「政治決断」が混乱を生んでいます。総理や側近に権力が集中しすぎ、暴走気味。総理はもう出しゃばらず現場に任せるべきは任せ、「寝て」いてくれたほうが、これ以上の混乱を避けられる。だから、#安倍寝ろ。 pic.twitter.com/CN2A0VY6kj

— 山岸一生【衆議院議員立憲民主党】東京9区（練馬区西部） (@isseiyamagishi) March 3, 2020

震災をパロディ化する愚行

　東日本大震災発生当時の官房長官であった枝野幸男氏が、地震発生から昼夜問わず頻繁に緊急会見を行い数日間は寝ていないのではないかとネットで話題となり、枝野氏を応援する意味でのツイッターハッシュタグ「#edanonero」が生まれた経緯がある。
※現在は「枝野寝ろ」とされているが、当時は日本語ハッシュタグに対応しておらずアルファベットであった。日本語ハッシュタグが導入されたのは震災から4か月後の2011年7月

　このハッシュタグが東日本大震災に由来することは、山岸氏が動画内で言及しており偶然ではない。

　現在、山岸氏の所属する立憲民主党の代表である枝野氏を気遣って作られたハッシュタグを「何もするな」という意味にパロディ化するというマインドが全く理解できない。それも"うすら笑い"を浮かべながら嬉々として動画撮影をしていると思うとゾッとする。

　山岸氏は立憲民主党の「つながる本部コミュニケーション担当」として活動しているが、その内容には不謹慎なものや不適切な情報の取り扱いを指摘されることが多い。枝野代表もそろそろ山岸氏の起用方法を考え直した方がいいだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について】