立憲・山岸一生さん、自衛隊身分証偽造容疑の中国人を絶賛「中国にこんな世代も出た。オタクによる安全保障」
中国人留学生が自衛隊の身分証を偽造した有印公文書偽造の疑いで逮捕された事件で、立憲民主党の山岸一生・つながる本部コミュニケーション担当は14日「戦わない70年があったからこそ、中国にこんな世代も出た。武器を振り回さずとも、ファンを広げる「オタクによる安全保障」の可能性。」と事件を肯定するような投稿をSNSに行った。
何が驚いたって、中国に、身分証偽造まで犯してしまうほどの「自衛隊マニア」がいたこと。悪用防止は当然として、違う文脈でも考えてみたい。戦わない70年があったからこそ、中国にこんな世代も出た。武器を振り回さずとも、ファンを広げる「オタクによる安全保障」の可能性。https://t.co/pXxH8V1CZF
— 山岸一生 【 衆議院議員 立憲民主党 】 東京9区 (練馬区 西部) (@isseiyamagishi) January 15, 2020
犯人の人物像は?反日ではない?
山岸氏は昨年の参院選で落選をしたが、元朝日新聞記者という特性を買われ党から「つながる本部コミュニケーション担当」に任命されている。
問題の投稿は「違う文脈でも考えてみたい」とされているが、いかにも元朝日新聞記者らしい考え方だ。外交人による犯罪をこうやって「特別な事情」のように話をすり替えるのが朝日新聞の真骨頂でもあり、山岸氏の投稿にはそれが滲み出ている。
逮捕された中国人留学生は容疑の一部を否認しているが、これはマニアが自作したというものではなく中国国内(もしくは周辺)で何者かと共謀して作成しており、身分証などのIDを偽造する組織の関与があった可能性もある。
逮捕された中国人留学生が「自衛隊マニア」というのも山岸氏の勘違いのようで、各国の軍隊に興味があるようだ。また、本人のツイッターでは日中戦争の南京戦などに関するものも投稿されている。
My new painting:National Revolutionary Army soldier in Battle of Nanking Purple Mountain 1937.12 pic.twitter.com/YYKOVnEHgG
— 王老漢flying_tiger🇨🇳🇹🇼 (@FlyingTigerCH) September 1, 2018
一部で日本とドイツ軍のコスプレに「敗戦国」と記述された投稿をリツイートしているが、特に「反日」と呼ばれるような傾向にはなく、日中戦争時の「国民革命軍」にシンパシーを感じている。中国共産党の歴史を美化するのではなく中国国民党の戦史に興味があるようだ。また、熊本地震の際には中国のパンダがくまモンに「同じ熊だから」と手当てをする絵も投稿している。
愿日本人民一切安好!逝者安息!为熊本祈福🕯🕯🕯#熊本地震 #熊本県の地震 pic.twitter.com/Bu4KUDsiuf
— 王老漢flying_tiger🇨🇳🇹🇼 (@FlyingTigerCH) April 16, 2016
これだけで自衛隊の身分証偽造に悪意が無かったとは言わないが、悪用されれば国家の安全にかかわる事件であり擁護はできない。山岸氏の無用な称賛は言語道断であり、国政政党の人間として犯罪に対する認識が甘く由々しき事態でもある。
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