検証結果公開!辺野古埋め立て「赤く海が濁った」写真は加工による捏造なのか?沖縄タイムス紙面版に答え
米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設する計画で、反対派と思われるツイッターアカウントが投稿した画像に「加工疑惑」が浮上している。投稿者は複数確認されているが、21日にツイッターに投稿された写真と同日に沖縄タイムスに掲載された写真を比較すると、色調が大きく異なり海がより濁って見える。
ツイッター写真
沖縄タイムスの写真
出典:埋め立てられる“民意” 辺野古の土砂投入から1週間 反対よそに国は工事加速 | 沖縄タイム
コントラスト変更で再現が可能
問題の画像は明らかにコントラスト(明暗)などが変化しており、画像加工アプリを使い加工検証している人もいる。完璧な再現と言えるレベルだ。
一枚目 Hiromi19611氏のツイート
二枚目 琉球新報より
三枚目以降 B612というアプリを利用して加工した写真彩度とコントラストをちょっと上げるだけで色味が変わってあたかも赤土のように見せている#沖縄 #辺野古 #左翼 #パヨク pic.twitter.com/lSelcNTgOJ
— 修造@提督(日本守護会) (@shuzo1025) December 25, 2018
朝日新聞や沖縄タイムスでも
こういった色調が実際と異なり、禁止されている赤土を投入しているように見える写真は朝日新聞や沖縄タイムスのウェブ版でも確認できる。
朝日新聞の写真
出典:土砂投入開始から1週間 濁る辺野古の海、工事止まらず – 沖縄:朝日新聞デジタル
沖縄タイムスの写真
出典:「沖縄の民意に反して工事着手」 米主要メディアが一斉に報道 | 沖縄タイムス
これらの写真はドローンで撮影されているが、同時に撮影された動画ではこのような色合いではなく赤土には見えない。これらも同日同所で撮られた写真とは色調が極端に異なる。
仮説 紙面をスキャン?
問題の画像がコントラスト・色調の補正で再現できることは間違いなく、意図的に「濁り」「赤土疑惑」を強調している可能性は否定できない。
しかし、ツイッターに投稿された画像をよく見ると気になる点が見つかった。以下は、ツイッターに投稿された画像に沖縄タイムスのウェブに掲載された画像を重ねたものだ。
トリミングの跡があるのに、ウェブ版には写っていない右端の部分があるのだ。
これにより判明したのは、ツイッター投稿者は21日にウェブに掲載された沖縄タイムスの写真を加工していないということだ。ウェブに掲載された写真よりも大きな(右端が切れていない)写真をトリミングしてきたか、紙面をスキャンしているのだ。(もしくはウェブ検索にはかからない有料媒体からのスクリーンショット?)
とにかく、元画像とされた沖縄タイムスのウェブ画像は右端が切り取られているので、問題の加工疑惑の元画像ではなかったのは間違いない。色調がどうしても異なってしまう紙面やスキャンによる明暗の変化である可能性も否定できないのだ。
一方で、ツイッターに投稿した人物らが写真の出元を一切明かそうとしないのは不可解であり、加工疑惑を高める要因になっていることも間違いない。これらの写真を根拠に「赤土投入疑惑」とするなら、写真の出典元くらいは明かして欲しいものだ。
追記:やはり紙面版のスキャンであることが判明、疑惑の説明責任は沖縄タイムスへ
フェイクも何もRT先の人は、沖縄タイムス12月21日一面の写真を使ったものかと思います。タイムスは紙でも確認しましたが当初からこの色味でした(画像はアプリ版)。典型的な「フェイクと指摘する側の指摘そのものがフェイクだった」ケースですね。 @ice_eatout pic.twitter.com/lgqpTmWXI3
— 津田大介 (@tsuda) December 25, 2018
気になって沖縄タイムスの電子版を検索してたんですが
どうやら沖タイ電子版は全体的に色がおかしい可能性があるようです
左上に同じ写真がありますが琉球新報とでは全く色が違う
それに他の記事の写真も妙に彩度とコントラストが高いhttps://t.co/zGbRSCP870— tarou yamada (@otintinrando) 2018年12月25日
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