沖縄港湾労働者「自衛隊車両積み下ろしに抗議する!」無期限のスト決行→県が対応するのでやっぱり止めた

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沖縄港湾労働者「自衛隊車両積み下ろしに抗議する!」無期限のスト決行→県が対応するのでやっぱり止めた

ストライキを報じるNHKのニュース

 自衛隊の車両を積んだ船舶が中城湾港に入港して積み下ろしを行ったとして、沖縄地区港湾労働組合協議会(沖縄地区港湾)は4日、無期限のストライキに突入した。しかし、県から「物流が停滞する」との要望を受け、午後5時半にはストライキが解除され5日から通常業務に戻ることとなった。

船会社や荷役会社に事前協議を求めていたにもかかわらず、今月2日中城湾港に自衛隊の車を積んだ船を入港させて積み下ろしたことや、港湾を管理している県が一部の区域への立ち入りを制限したことに反発したということです。

県内の荷役会社15社でつくる「沖縄港運協会」によりますと、この影響で、那覇港や中城湾港に入港予定だった生活物資などを運搬する11隻が一時入港できなかったということです。

協議会はその後、「この問題について県の幹部が対応することになった」などとして午後5時半にストライキを解除しました。
協議会によりますと、5日は通常に戻るとしています。
出典:沖縄の港湾労働者がストライキ|NHK 沖縄県のニュース

組合が国防を阻止できる仕組み?

 組合が主張する「事前協議」の詳細が不明であるが、通常は「職域を守る」という名目で協議を要請する。しかし、このストライキは辺野古の埋め立てに反対する活動の一環である可能性が高く、その正当性には疑問が残る。

 沖縄地区港湾は、名護市辺野古の新基地建設に伴う土砂の搬出作業現場である本部港塩川地区港内を役員が視察しようとした際も県警などに強制排除されたとして、自衛隊関連の民間港利用に反発している。
出典:自衛隊に抗議 港湾労働者400人規模スト 沖縄で無期限、物流停滞の恐れ | 沖縄タイムス+プラス ニュース

 陸路での物流が無い沖縄県にとって、船舶輸送の停滞は死活問題である。ストライキは労働者の権利であるが行政などに対して政治的主張を行うストライキ「政治スト」を違法とする説もある。

 そもそも、自衛隊の入港と積み下ろしに労働組合の同意を必要とすることが問題だろう。有事の際や災害時など緊急時に事前協議を求めることは無いだろうが、国防のための車両配備や周辺国の動きに対応する場合は輸送理由と期間を公にできないこともある。そういったケースでも組合が阻止する動きを見せるかもしれない。自衛隊が絡む港湾利用に関しては、事前協議から除外しておくべきだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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