立憲・奥村まさよし、フジテレビ「ハモネプ」放送を選挙に利用？ツイアカ名も「ハモネプ第2回優勝&ハモネプマスター」に変更

2019年6月29日政治・社会

　立憲民主党から参院選に出馬する元RAG FAIRの奥村政佳（ボイパのおっくん）が、28日にフジテレビで放送された「金曜プレミアム・アカペラ日本一決定戦全国ハモネプリーグ」を選挙の集票に利用しようと躍起になっている。
　同番組の出演をきっかけに芸能界入りした奥村氏は、放送前から同番組の出演者や関係者とSNSで絡み、ツイッターのアカウント名も以前は「保育士」などとしていたが、これを「奥村まさよし@ハモネプ第2回優勝&ハモネプマスター(ボイパのおっくんりっけん)」に変更して選挙に利用する気満々だ。
　放送中は指が使えなくなるまでツイッターの"いいね！"を押しまくるスパム行為に勤しみ、現在はファンにいいね！を代行するように呼び掛けている。

放送法の裏をかく脱法行為

　奥村氏のように公職の選挙に立候補を表明した人物は、基本的にタレント活動を控えテレビへの出演は出来なくなる。明確に関係法令に抵触するということではないが、放送法などの趣旨を鑑み特定の候補者を支援することになりかねないため、放送局側が自主規制しているためだ。
　過去には橋下徹氏が大阪府知事選挙に出馬した際に、すでに収録が完了していた番組で出演部分がカットされたり映像処理が施されたこともある。奥村氏も同様に、今回の「ハモネプ」には出演することができなかった。（グループは脱退済）

　番組に直接かかわることはなかったが、奥村氏は出演者らとSNSで公然とやり取りし、放送中は実況するようにファンと交流して「いいね！」を大量に押している。筆者は本人に「候補者として番組とは適切な距離を」という趣旨のリプライを送ったが無視されている。

　いいね！だけではなく、奥村氏は番組と参院選に絡めた関係者やファンの投稿も多くリツイートしている。法的な罰せられる行為ではないが、番組を選挙に利用しようという意図は隠せない。手当たり次第にリツイートした結果、こんな写真も拡散している。