菅直人ら元首相5人の福島原発事故EU書簡問題、立民・玄葉光一郎元外相も苦言「やはり不適切で、現時点では言い過ぎだと思う」

政治・社会



 菅直人衆院議員ら5人の元首相が、東京電力福島第1原発事故の影響で県内の多くの子供たちが甲状腺がんに苦しんでいるという書簡をEU(欧州連合)欧州委員会に送っていた問題で、立憲民主党の玄葉光一郎元外相が夕刊フジのインタビューで苦言を呈している。

元首相5人を玄葉元外相が斬る 福島原発事故EU書簡問題「不適切で言い過ぎ…実態と実感に合わない」 – zakzak:夕刊フジ公式サイト
「元首相5人が『原発に依存しない社会』を目指す姿勢に異論はない。ただ、その根拠として挙げた例は、やはり不適切で、現時点では言い過ぎだと思う。実態とも、地元選出の私の実感とも、合わない」

執行部は風評被害払拭の努力を

 書簡に名を連ねた5人のうち菅直人氏だけが現職国会議員であるが、立憲民主党として「党としての活動ではない」として、この問題に対応するつもりがないようだ。原発事故が起きた当時は民主党政権で、その流れを汲む立憲民主党が福島県への風評被害払拭に尽力しないのは無責任だ。

 玄葉氏は事故当時の閣僚で福島県出身。この問題について問われ執行部のような無責任な回答はできなかったのだろう。フェイスブックではインタビューよりも踏み込んで書簡の記述を批判している。

 立憲民主党は他党の不祥事や失言には厳しく、場合によっては予算委員会でも追及をしている。この理屈で行くと党の活動でなくとも、党所属議員の起こした問題として対応するべきだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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