偽旗作戦の片棒担ぎ！ロシアによるウクライナ侵攻を否定した人たち【マガジン160号】

2022年2月24日KSLマガジン

　ロシアのプーチン大統領は24日、ロシア軍によるウクライナでの特別軍事活動を承認しウクライナ側の軍事施設など複数個所への攻撃を開始した。これは小競り合いではなく、ウクライナに降伏を求めた全面戦争である。

　ウクライナ情勢の緊張が高まる中で、一方的なロシアの正当性主張やフェイクニュースが流されたが、その中でも「ロシア軍は侵攻しない」という言説を流布したものが今日の侵攻を受けて批判にさらされている。ロシアに侵攻の意思が無い状態でウクライナ側から攻撃を仕掛けたと見せかける「偽旗作戦」の片棒を担いだようなもので、悪意のあるなしに関わらず言説として最悪の類である。

侵攻はあり得ないと断言したひと

　ロシアの侵攻を否定する言説のなかでも、以下のJBPressの記事が多くの批判を集めている。ここまで言い切っておいて今、どんな気持ちなのだろうか。
参考：ロシアのウクライナ侵攻はあり得ない、これだけの理由 ウクライナの悲劇と茶番劇 | JBpress (ジェイビープレス)

　そしてこの言説にお墨付きを与えて絶賛したのが「政治知新」である。タイトルからして、いったい誰に頼まれてこんなデタラメを流布したのか、極めて不自然な記事だ。
参考：専門家がウクライナ情勢の我国メディアの偏向報道に対し、「ロシア軍のウクライナ侵攻はあり得ない」と批判！！ → これで大騒ぎしていたら中国や北朝鮮が脅しやすい国だと喜びますよ！！ | 政治知新

　この無責任な自称・政治専門サイトは取材の経験もなく素人が何らかの意図をもって書き散らしているわけだが、今回のロシア軍侵攻を受けても謝罪も撤回もしないまま白々しい行動に出ている。