優生思想発言が炎上した立憲・山井和則さん「旧統一教会へ批判的なことをすると、攻撃を受けるリスクすらある」

2023年2月20日政治・社会

　立憲民主党の山井和則衆議院議員は19日、杉並区内で開催された講演会『統一教会による被害と地方政治』に登壇し「旧統一教会 へ批判的なことをすると、攻撃を受けるリスクすらある」と述べた。

　山井氏は16日に国会内で開かれた国対ヒアリングで、旧統一教会の2世について優生思想ともとられかねない発言を行い炎上している。

#京都6区 の #やまのい和則 衆議院議員が会場に駆け付けて下さいました！！

「#旧統一教会 へ批判的なことをすると、攻撃を受けるリスクすらある。
党派を超えて、これ以上旧統一教会被害を出さないようにしなければいけないと思います。」 pic.twitter.com/wTJ5r3KTjY

— 吉田はるみ事務所スタッフ (@tokyo8ku_staff) February 19, 2023

信者は子を持ってはいけない？

　山井氏が炎上しているのは旧統一教会を批判したという単純な話ではなく、16日に国会内で開かれた国対ヒアリングで優生思想につながる発言をしたからだ。

旧統一教会が５月に合同結婚式予定　宗教２世「早急に解散を」野党へ要望 – 産経ニュース
（前略）教団による合同結婚式が今年５月に実施予定であることについて、立憲民主党の山井和則衆院議員は「合同結婚式までには解散命令請求が出されなければならない。もし遅れたら、合同結婚式を経て生まれた子供たちから『なぜ止めてくれなかったのか』ということになりかねない」と強調。請求の可否を検討している文化庁へ、早期の対応を求めた。

　山井氏の発言は、両親を旧統一教会信者に持つ子どもが「生まれてこなければよかった」と反応することを予測し、これに政治が関与して「生まれてこないようにする」という恐ろしい発想だ。旧統一教会信者には子を持つことを許さないという優生思想そのものではないか。

　そもそも「解散命令請求」とは法人格を失い税制面での優遇措置がなくなるだけで、旧統一教会が合同結婚式など宗教団体として活動することは制限できない。冷静さを失い事実と異なる発言をし、それが優生思想につながるものだったという指摘に対して、被害者ポジションで自分を巨悪と戦う英雄であるかのように演出するのは実に見苦しい。

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