日本ファクトチェックセンター、与党批判のためのフェイクを擁護「捏造された画像は批判や揶揄を広げる効果を持つ」

政治・社会



 日本ファクトチェックセンターが17日に配信した記事『ファクトチェック:岸信千世氏「世襲を守る」の画像は元画像が改変されたもので誤り』のなかで、捏造画像を拡散したアカウント名が伏せられ、捏造画像を拡散することに一定の効果があるとする文章が付記されていることが分かった。野党に批判的なアカウントばかりが晒され、与党に批判的なアカウントは伏せられる傾向にあるようだ。

ファクトチェック:岸信千世氏「世襲を守る」の画像は元画像が改変されたもので誤り|日本ファクトチェックセンター(JFC)
あとがき
岸氏のウェブサイトにはもともと、「未来を創る」というフレーズの下に安倍晋三氏や岸信介氏らにつながる家系図が掲げられていました。これが血筋が売りかと批判を浴び、ウェブサイトはメンテナンス状態になりました。

捏造された画像は、この点について批判や揶揄を広げる効果を持つものです。

政治的な偏りを隠そうともしない

 ファクトチェックを主たる業務とする団体が、捏造された画像の拡散を擁護するなど言語道断。与党批判を日常的に行うアカウントへの忖度がはたらいていることも明白である。


 岸信千代氏はすでに衆議院山口2区補選への出馬を表明しており、選挙に向けて認められた政治活動の一環としてホームページを公開している。これを改ざんし流布することは選挙の結果にも影響しかねないことで、政治家を揶揄する表現の自由の限度を超えており許されるものではない。

 記事の質の低さだけでなく、オリジナル性も疑われるような団体が、学生を使って政治的に偏った判断でファクトチェックを行うことの是非は問われるべきだろう。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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