【コロナ革命】共産党が首都をパニックに陥れるデマを拡散中!志位委員長「都内で60万人の感染者がいる」

政治・社会

3月4日 新型コロナ特措法の断念を首相に求める志位委員長

 日本共産党の志位和夫委員長は30日、新型コロナに関する東京新聞の記事を引用し「都内で60万人の感染者がいるという計算になる」とツイッターに投稿した。引用された東京新聞の記事には各所から「参考にならない」などの指摘がなされ、データの収集方法に疑義が生じている。


東京新聞のデタラメな記述

 問題の東京新聞の記事は、素人でもわかりそうなデータ収集の問題を指摘できていない。本来の目的は、検査を希望する者の感染率を調査するものであるが、結論の部分でこれが無作為抽出によるものであるかのように記述されている。
 検査対象者は「希望者」で発熱の症状があったものが無作為よりも極端に多く、全体で5.9%が陽性とする数字には後から医療従事者の検査結果までを含める「盛り」が行われている。

 検査結果では、一般市民の百四十七人の4・8%にあたる七人が陽性、医療従事者五十五人のうち9・1%の五人が陽性だった。市民・医療従事者を合計した二百二人全体では5・9%の十二人(男女とも六人)が陽性だった。以前のPCR検査で陰性とされたが、抗体検査で陽性だった人もいた。
出典:東京新聞:<新型コロナ>抗体検査5.9%陽性 市中感染の可能性 都内の希望者200人調査:社会(TOKYO Web)

 この調査手法とデータ公表に関しては倫理の問題も指摘されている。
参考:東京新聞がナビタスクリニックの調査を一面で報じたフェイクニュース気味の事態の是非 | プレタポルテ by 夜間飛行

コロナ後の世界

 ここ最近、メディアでよく目にする「コロナ後の世界」という言葉。特に定義はないようだが、世界の覇権を狙う中国と、それに対する対立軸が主なテーマとなっている。
 独裁的な政治と強権で新型コロナを封じ込める中国と、自由を重んじるアメリカでの感染拡大はこれまでの価値観を大きく変え、既に日本では左派政党が政府に強権を求めるという逆転現象が起きている。

 日本共産党としては、第28回党大会での綱領改定の説明で中国に対する認識の見直しを明言し「覇権主義的行動」と批判をしている。よって、日本共産党としては独自の「コロナ後の世界」を見据えて計画を練っているものと思われるが、現実としては党が生き残ることが最優先だろう。

 志位委員長は対立を煽るなと言うが、新型コロナで政府に対して強権を求めて対立を煽っているのは日本共産党だ。これらの行動は、強権を発した政府がコロナ後の世界で打倒されることを見越してのことである。今回のようにパニックに陥れるようなデマを流すのも、そういった思惑があってのこと。
 かといって彼らにコロナ後の世界で政権を担う能力もなく、その気も無い。今はただ政権打倒を標榜し政府への不満を煽り「しんぶん赤旗」の拡販をすることで精いっぱいなのだ。
 実際に山下芳生副委員長からは、新型コロナを利用して赤旗の購読を勧めるように指示が出ている。

 住民の苦しみに寄り添い、現場の声に耳を傾け、建設的な提案を行う地方議員のみなさんの奮闘によって、医療・検査体制の強化、自粛要請にともなう補償など、自治体独自のコロナ対策が各地で実現しています。そして地方政治での前進が、国政にも次々反映されています。

 何よりも訴えたいのは、こうした成果をつくってきた地方議員が、元読者・支持者名簿、生活相談などの結びつきに声をかけ、「赤旗」購読をよびかける活動そのものが、「国民の苦難軽減」という立党の精神を発揮した活動だということです。
出典:「しんぶん赤旗」を守り前進させるために地方議員の特別の役割を発揮しよう/副委員長・党建設委員会責任者 山下芳生

 彼らは政権は妥当するが政権は担わない無責任集団であり、しんぶん赤旗の収入で一部の党幹部だけが潤うことしか考えていないのだ。コロナを理由に2度渡り赤旗のページを削減し値段はそのまま。コロナ前から台所事情はかなり切迫していたようで、革命など夢のまた夢。

 とにかくデマで政府の足を引っ張ることだけはやめてもらいたい。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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