立憲・枝野代表、次期衆院選「自身を首相に指名することが候補者一本化の条件」→9月の代表選を無視した傲慢発言

2020年7月7日政治・社会

　立憲民主党の枝野幸男代表は6日、高知市で記者会見し、次期衆院選で候補者を一本化する野党共闘の条件として、選挙後の首班指名で自身の名前を書くことを挙げた。
出典：「枝野首相」指名なら一本化　次期衆院選の野党共闘で―立憲代表：時事ドットコム

　解散は早ければ今秋と言われているが、枝野氏の代表任期は9月まで。代表選を行っても枝野氏に代わる顔が不在であることが懸念されているが、もう勝った気になってるのだろうか？

代表選での盛り上げを想定していない

　立憲民主党では2017年の結党から、長らく代表選規則を設けていないことが問題視されていていた。規則は今年の6月16日の常任幹事会でまとめられ翌日の両院議員総会で決定された。新型コロナの影響で中止していた党員募集も再開したが、投票資格を有するためには7月14日までの入党手続きが必要で時間はない。

　ここまで差し迫った党の代表選を全く気にすることもなく、次期衆院選でも自分が代表で戦うことだけを想定しているのは、この党の独裁体制をあらわした発言でもある。

　都知事選では応援した宇都宮氏が大惨敗を喫し、都議補選では4選挙区とも自民党に取られ野党共闘の綻びはもう隠せなくなっている。共産党が頼りにならないのは明白で、立憲民主党が独自で戦い抜くための強いリーダーシップが期待されるなか、このまま枝野氏で衆院選を戦っても勝ち目はないだろう。

　党のために9月の代表選を盛り上げ、自分に対する強力な対抗馬が必要であることすら考えられないような代表が続投するなら支持者はもう、この党を諦めてたほうがいいだろう。

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