宇都宮選対「餃子もダメ、まさかそんな子ども言い聞かせるようなことを」東京4区総支部長「この件で苦情電話が夜中まで」枝野代表のツイートに党内外から疑問の声
立憲民主党の枝野幸男代表が「#宇都宮」で餃子の話題を東京都知事選挙票日当日にツイッターに投稿した問題に、党内外からも軽率な行為を疑問視する声が上がっている。
宇都宮健児氏の選対は7日、過去の選挙で選挙管理委員会に確認して「餃子」も違反になる可能性があることをボランティアにアナウンスしていたことを明かした。そのうえで、弁護士資格を持つ枝野氏について「まさかそんな子ども言い聞かせるようなこと、法の専門家に事前にご注意申し上げられるわけもなく…。」と、選対としては管理できない範疇であったことをツイッターで説明している。
選対としては、選管に確認して「餃子の絵もダメですよー」とボランティアさんに2014の時はアナウンスしていたのを思い出しました。
まさかそんな子ども言い聞かせるようなこと、法の専門家に事前にご注意申し上げられるわけもなく…。わたしたちの掌握できる範疇を超えてます😓— チーム宇都宮けんじ|市民の力で社会を変える (@TeamUtsuken) July 7, 2020
立憲の支部には苦情が夜中まで続く
枝野氏の行為は立憲関係者からも疑問視されている。立憲民主党の井戸まさえ東京4区総支部長は7日、枝野氏の投稿問題にツイッターで言及し「意図がないとしたとしても迂闊」と指摘し、この問題で総支部に夜中まで苦情電話が続いたことを明かした。
https://t.co/fBXTqCE6b7
投票日に「#宇都宮」を入れてツイートするとは、たとえ特段の意図がないとしたとしても迂闊。
いらぬ詮索を受けないよう、党内でも選挙期間中や投開票日の発信について徹底せねばと思う。
(というのも・・総支部にこの件で苦情電話が夜中まで💧)— 井戸 まさえ (@idomasae) July 7, 2020
枝野氏はこの問題について記者から問われ「他意はない」と答えている。福山哲郎幹事長も7日の定例会見で「他意はないと聞いている。それ以上でもそれ以下でも無い」と問題視していない。
立憲の上層部がこれを問題視しなくとも、対立陣営だけでなく党内からも疑問視する声が上がっているのは事実だ。筆者もこれまでの経験で何度も選管に取材しているが、基本的に氏名などを「類推させる」というのも公職選挙法で投票日当日に禁止された選挙運動にあたるという見解だ。
これを弁護士資格を持つ枝野氏が知らなかったはずはなく、他意はないにしても結果的に投稿が問題視されているということに真摯に向き合わないのは余りにも不誠実だ。
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