須藤元気「3回離党届を出したが受理されない」福山幹事長「アポ取らず不在時に勝手に来る、そりゃダメでしょって」

政治・社会

 都知事選で支援する候補を巡って立憲民主党を離党する意向を示した須藤元気参院議員が、離党届が受理されず宙に浮いたままの状態である問題で、福山哲郎幹事長は7日の定例会見で「届いている」としたうえで、須藤氏が3回提出したと主張していることに関しては、不在時に2回も勝手に届けに来るので直接会って話す必要があると伝えたという。
 結局、離党届は受理されていないが「3回」というのは、須藤氏がアポを取らずに不在時に来るという常識外れの行動を取ったことによるものであったようだ。

離党届の受け取りと受理の違い

 福山幹事長の手元に離党届が届けられたとしても「受理」されなければ意味がない。立憲民主党としては須藤氏の扱いについては保留している状態であるが、受理してしまうと離党が承認され党外の人物となるために処分が下せなくなる。
 これは須藤氏のケースに限ったことではなく、他の党でも同じことで党の方針に反する形で離党届を提出したものは一旦は保留として、本人の行動を見てから処分を下すことになる。

 須藤氏の場合は党の「宇都宮全力支援」という方針に反して、れいわ新選組の山本太郎を応援する意向を示したことが反党行為とみなされ「党議違反」とされている。このまま議員辞職すれば本人の自由であり処分は軽くなるか不問、このまま議員を続けた場合は処分が必要で、完全無所属ではなく他の会派と協力したりした場合は極めて重い処分が予想される。

 立憲民主党としては、須藤氏がどこまでの動きを見せるかを見極めて処分を決めようと考えている。当の本人である須藤氏がこうやって「3回離党届を出した」などと常識外れの主張をしていることを考えると、最も重い処分「除籍」となって議員辞職を求められる可能性は高い。

関連:離党の須藤元気に立憲支持者が猛攻撃「比例なんだから辞職しろ!」→希望の党の比例復活が立憲会派入り、立憲比例復活の議席貸しはスルー
関連:不謹慎系ユーチューバー?立憲民主党「大雨の被害、お見舞い申し上げます。ということで、党員を募集中です。どうぞよろしく!」ヘラヘラと笑う動画を投稿
 

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう