桜を見る会追及で共産党とマスコミが申し合わせ?動かされたゴールポストと隠蔽された事実から浮上する癒着疑惑

マスコミ・報道

桜を見る会追及で共産党とマスコミが申し合わせ?動かされたゴールポストと隠蔽された事実から浮上する癒着疑惑

 安倍総理主催の桜を見る会に、功労功績者ではない支持者らが招待されているという疑惑に端を発した日本共産党の追及。次々と論点がずらされ、ついには大型シュレッダーでの証拠隠滅にまで疑いの目を向けたが、内閣府から証拠を突きつけられ沈黙。打つ手の無くなった野党追及チームはジャパンライフの問題を引っ張り出し、既に桜を見る会とは無縁のテーマになりつつある。

 桜を見る会は昭和27年から続く歴代総理主催の恒例行事である。これが安倍政権下から肥大化しているのは事実で、2019年の開催直後にも共産党から指摘を受けている。その際はマスコミはほとんど騒がなかったのだが、なぜか11月8日の参議院予算員会で共産党の田村智子議員が機関紙「しんぶん赤旗」の調査として再度追及した途端にマスコミが一斉に疑惑報道を開始している。
 国会の性質上、現政権の監視がメインとなるのは当然であるが、桜を見る会を調査するにあたり、民主党政権での実態を調査していなかったというのは不自然だ。なぜなら当時の民主党は、事業仕分けと称し税金の使い方を徹底的に調査し、なかば強行的に是正をしていたからだ。その民主党の桜を見る会と安倍政権で肥大化した桜を見る会を比較しなかったというのは不自然で意図的としか思えない。

 この問題に関し当サイトでも徹底調査を行ってきたが、出てくるのは「民主党政権下での疑惑」「マスコミの隠蔽」ばかりであった。それらの情報が共産党の調査で見過ごされたのは、他の野党やマスコミとの申し合わせとしか思えない。
 共産党と野党・マスコミが「民主党は除外」という事前打ち合わせをしていなければ、脛に傷のある旧民主党議員は追及チームに参加しなかったはずだ。また、次々と発覚した民主党時代の問題や、野党追及が間違いと判明してもマスコミが足並みを揃えて黙殺しているのもその証左と言えるだろう。

 マスコミには報じられないと安心している野党はゴールポストを動かし続けている。マスコミが報じない当サイトとネット民の調査結果を「議員枠・後援会編」「ニューオータニ編」「シュレッダー編」「ジャパンライフ編」の4部作に分類して列挙すると、その軌跡から野党とマスコミの癒着が見えてくる。

議員枠・後援会編

追及➀自民党の議員枠・支援者枠があった

 民主党政権下で後援会関係者が出席していたブログが発見され、直後に削除される。ここで問題となった井戸氏は「議員枠はなかった」と証言したが後に野党関係者が招待枠を認め虚偽と判明する。
参考:スクープ!民主党政権も「桜を見る会」に後援会や県連を招待、元民主議員(現・立民)はブログを削除→共産党が意図的に国会追及から除外か?

追及➁三原じゅん子議員の母親が招待されている

 民主党政権下でも森ゆうこ議員や追及チームの黒岩座長が家族を呼んでいたことが判明。これ以降、野党もマスコミも家族枠について触れなくなる。三原議員への謝罪もなし。
参考:スクープ第2弾!民主党政権「桜を見る会」に議員家族も参加 元長岡市長「黒岩、菊田、森ゆうこ各議員とそのご家族にお会いした」

追及➂後援会活動に利用していたのではないか

 かつて民主党所属だった長尾たかし衆院議員が「後援会固めとして党から指示があった」と暴露する。これ以降、野党幹部らが4名程度の議員枠を認めるが、落選組の元議員らは口をそろえて「後援会から10~15名」と証言をはじめ、野党は後援会や支援者の招待について何も言わなくなった。立憲民主党の初鹿明博衆院議員に関しては写真まで見つかっているのに釈明すらしようとしない。
参考:長尾たかし議員が暴露!「民主政権の桜を見る会、後援会固めに使うよう党本部から指示があり招待者リストを出した」
参考:スクープ第3弾!桜を見る会、民主党議員の出身団体に招待枠「10枚来た」初鹿明博議員は団体と写真撮影、支持者(後援会長?)がSNSで参加の謝辞

ニューオータニ編

追及➀前夜祭、見積もりでは1万1千円から。不当な割引か利益供与

 立憲民主党の石川大我参院議員が取り寄せたとされる見積書をホテルニューオータニが否定。当サイトの取材に石川事務所は「安倍総理追及ではなく別件の石川事務所開催として見積もり依頼した」「金額や会場・オプションは事務所が指定」「寿司を追加した根拠は特にない」と認め、1万1千円から1万3千円程度になるように依頼していたことが判明する。
参考:スクープ!前夜祭のホテル「野党に見積書は出してない」→議員事務所が別件での見積もり入手を認める「最低1万円」もマスコミの捏造と判明

追及➁安倍後援会は前夜祭の明細を出せ

 ネット民や産経新聞に野党議員の収支報告書を調べられ、野党議員も格安のパーティーを開催していたことが指摘される。指摘を受けた議員は口を閉ざし、立憲の安住淳国対委員長は当サイトからの取材も拒否している。これ以降、パーティーの明細についてはトーンダウンしマスコミも沈黙。
参考:ブーメラン直撃!野党議員もニューオータニで1万円以下のパーティー開催、桜を見る会の追及前提が完全に崩れる
参考:取材拒否!立憲・安住国対委員長「ホテル会場費2000円」政治資金パーティー問題に説明責任果たさず逃亡

追及➂久兵衛の寿司が出ていた!それだけで予算オーバーだ

 産経新聞が久兵衛に取材したところ店主が提供を否定。最初に言い出した黒岩座長は「写真を見ての仮定の話」と弁明したが、写真にも寿司は写っておらず、これに言及していた野党議員が猛バッシングを受けることに。追及チームの座長として調子に乗っていた黒岩座長は20日の内閣委員会でも久兵衛を中傷、与党席からの猛烈なヤジで半泣きになる。
参考:【動画】寿司デマの黒岩議員、国会でも久兵衛中傷「出してないと言い張る、蜘蛛の子逃げるよう」→与党がヤジ→黒岩「ちょっ、委員長、とめて~」

追及➃個別領収書は嘘だ!安倍後援会が発行している

 当サイトに寄せられた情報により、2019年開催分の領収書が見つかる。間違いなくホテルニューオータニから個別に発行されており、安倍後援会に入金はなかったことが証明される。当サイトが領収書の写真を公開すると予告すると、朝日新聞も慌てて2018年分の領収書を公開した。隠していたのは明白で、同じ情報提供者であった場合に朝日新聞の隠蔽が確定するのでイチかバチかで公開したのだろうが、別の人物だったようだ。
参考:桜を見る会前夜祭2019年の領収書 参加者「入り口で5000円払い、ホテルからの領収書と引き換え」

シュレッダー編

追及 名簿が資料要求の同日に廃棄された!証拠隠滅だ

 内閣府にアポなしで突撃し押し問答パフォーマンスを披露し、翌日には内閣府にシュレッダーを体験させてもらうが成果もなく帰還。29日になって内閣府から予約のメールと使用履歴が公開され共産党の勘違いと判明する。内閣府は22日に「5月9日13時から」のシュレッダー室利用予約を入れており、共産党の資料請求を確認した9日13時以降はすでに裁断の準備も始まり間に合っていなかったのだ。
参考:野党沈黙!桜を見る会名簿廃棄、4月22日送信の予約メール公開「5/9 13-15シュレッダー室予約」使用履歴から共産党の思い込みと判明
参考:野党の社会見学チームが大型シュレッダーを体験「おっ、おう34秒!」職員「障害者雇用のクリップ外しに2時間も」野党「結果はグレー!」

 このシュレッダー騒動は短命に終わっている。

ジャパンライフ編

追及 マルチ商法の広告に桜を見る会が利用された

 マルチ商法が問題となったジャパンライフの元会長が桜を見る会に招待されていると共産党が騒いだが、招待されたのは行政処分を受ける前の2015年。行政処分を受けたあとの2017年に作られた宣伝資料にはマスコミの大物が掲載されていたが完全にスルーされる。
 当サイトの調査では、ジャパンライフの資料は2018年2月ころにスライドショーのデータとして元社員がマスコミに提供したものだ。その際に朝日新聞や毎日新聞は「関係者が関与している」と追及を受けており、資料が「桜を見る会」だけでなく3枚セットであったことを知っていたのだ。共産党はジャパンライフの元社員から入手したと説明しているが、資料はデータからの印刷ではなくプリントアウト後の用紙をコピーしているように見える。これは朝日新聞が他のメディアから追及された際に渡された際のコピーである可能性もある。
 朝日新聞のマルチ商法関与が疑われた際の資料から2枚を抜き取り「桜を見る会」の問題に捏造したのだ。仮に共産党が1枚しか入手していなかったとしても、裏どりすれば3枚セットであったことはネットの検索でも確認できる。
 さらにジャパンライフの調査過程でも、野党共同会派の柿沢未途衆院議員が多額の献金を受けていたことが分かったはずだが、共産党とマスコミはそれをスルーしている。
参考:共産党が資料捏造→朝日が報道!ジャパンライフの桜を見る会資料には元朝日新聞政治部長や毎日新聞などメディア関係者の名前が掲載されていた
続報:スクープ動画!マスコミ関与のジャパンライフ資料を共産党が隠蔽か「微妙なもので配布できない」→別の野党議員が配布→現在、見てない演技中

まとめ 野党とマスコミは癒着している

 桜を見る会に功労功績者以外が招待されているという疑惑から、前夜祭に話題が移り、さらにはシュレッダーにまでゴールポストを移動。ついには過去にマスコミも加担したマルチ商法で騒ぐ始末。これまでの流れを見ると野党とマスコミが申し合わせの上、スクラムを組んで「野党議員は追及しない」という確認があったと見るのが妥当だろう。
 そうでなければ、立憲民主や国民民主は桜を見る会の追及は怖くて触れなかったはずで、ジャパンライフの問題も共産党が「マスコミの関与には触れない」と約束しなければテレビでは扱えないネタだ。

 こういった野党とマスコミの癒着に対抗できるのはネットメディアしかない。いくら野党やマスコミが我々を無視しても、多くの人間がこれらの情報をネットで得ることは防げない。テレビ・新聞と癒着すれば世論を操作できるという時代はもう終わりつつある。

関連:共産党議員が参加する郷友会、民主党の「桜を見る会」に団体で招待されていた!→だが国会追及は絶賛「安倍は嫌い。早くやっつけて。」
関連:東京新聞・望月記者が人権無視の質問「(桜を見る会参加者名簿)今後は警察庁のチェックを受ける必要がある」←人権団体が騒いでいいレベル

皆様の支援が必要です KSL-Live!からのお願い

【ご支援をお願いします】取材・調査・検証記事はコピペまとめサイトのような広告収入は期待できません。皆様からの支援が必要です。各種支援方法詳細

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

OFUSEで支援する

このサイトをフォローしよう