野党系候補の演説が全く受け入れられない理由【マガジン129号】

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 衆院選まで残り一ヶ月(予想では)となり、野党各党は自民党総裁選に埋没することを警戒し幹部クラスの遊説が活発化している。本選前というもあるが、どこも集まりが悪く反応が良いようには見えない。

 筆者は与野党問わず街頭演説などの活動を取材しているが、明らかに与党と野党の演説には違いがあり、野党が野党たる所以は発信のマズさであることがよくわかる。
 自民党・公明党は政権に就いていることもあり、実績や現実的な政策をアピールする傾向にあるが、立憲民主党は与党の悪口に終始しながら不満の受け皿になる具体的な政策を語らず「任せてください」「変えなければならない」と叫んでいるだけだ。共産党は何でも反対が活動の基本になっているが、一方で具体的な数字を示す。だが、政権に就くことはないと自分たちでもわかっているので夢のようなことを平気で公約にするので動員された党員以外には相手にされない。

野党は伝え方も態度も悪い

 野党は期待感を演出することが苦手なようで、政権への不満を煽ることですでに固定化された支持者らは「そうだ!そうだ!」と声を上げてくれるが、一般の通行者から異様な活動家集団として認知されるだけで、足を止めてまで聞こうとは思わないだろう。

 とにかく「悪口」がデフォルト仕様となっているので、知らず知らずのうちにそれが有権者に向けられることもある。筆者が取材をして"使わないほうがいい"と思うのは「政治に無関心」というワードだ。

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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