【動画】辻元清美の演説に誰も足を止めない→これは誤解、街頭活動で人を集めてはいけません【マガジン90号】

KSLマガジン


 立憲民主党の辻元清美衆院議員の街頭演説で、通行人が誰も足を止めないという動画が拡散され笑いのネタにされている。

 

 辻元氏の人気がメディアでの扱いと乖離しているのは事実なのだが、このパターンの街頭演説で人が集まらないのは普通です。政治活動や選挙の取材をしていれば常識なのですが「ここで集まってもらっては困る」というのが本音です。

街頭活動で人が集まるのは極一部

 なぜ集まってもらっては困るかは後述するとして、そもそも街頭活動と演説会を同じものだと思っている人が多いようです。今回の辻元氏の動画は見る限り演説会ではなく街頭活動です。これは公職選挙法でもそれぞれ扱いが異なり、文書図画の使用制限なども変わってきます。辻元氏の活動は基本的に多くの人を集めない活動です。
※氏名のぼり旗を立てちゃってるのはどうかと思うが

 著名な政治家でも街頭活動で人だかりはできません。告知しなくても集まるのは山本太郎氏のように芸能人としての知名度があるひとだけで、自民党では三原じゅん子氏などが地方でのゲリラ街宣でも大人から子供まで駆け寄ってきます。はっきり言って政治家のみの知名度で人を集めるのは無理なのです。ただし安倍前総理や菅総理などは別格で、街頭に立てばパニックになるレベルなのですが、そもそもそういう立場の人は街頭活動なんてしません。

 一方で告知された演説会や選挙中の決起集会の場合は組織的に周知され、いわゆる「動員」が行われるのですが、この演説会で人が集まらないのは致命的です。落選フラグが立っていると言ってよいでしょう。動員にも強弱があることに加え、呼びかける組織や弁士の知名度によって集まる数は当然のように異なる。

 昨年の10月に福山哲郎幹事長が広島県連の立ち上げに伴い、県内全選挙区候補と街頭演説会を行いましたが、集まった関係者や支持者も少なく足を止める人も少なかった。県連の立ち上げなので組織的な動員ができないという理由もあるが、現場では「福山って誰?」という声も聞かれ、ご本人も「広島では福山哲郎といっても誰も知らないでしょう」と言っていた。

 皆さんがテレビで見る演説会はタレント的人気を誇る政治家のものや、政党と支持母体が全力で動員をかけた特殊な現場なのです。辻元氏に限らず、自民党の著名な議員の街頭活動でも誰も足を止めていません。

なぜ街頭活動に人を集めてはいけないのか?

 ここからが本題なのですが「街頭活動で人を集めてはいけない理由」は意外に知られていません。これを知らずに「集まってない」と笑うと恥をかきます。