加計追及の黒川様へ、集めた資金と株式は?10万円が2千万円になる夢のビジネスに出資した方からの質問

政治・社会

加計問題追及の黒川敦彦様、出資金が200倍になるかもしれない発電事業の経過報告が途絶えています

黒川敦彦 様

加計問題の追及ご苦労様です。
過去に「国費を食い物にする大学発ベンチャーのタックスイーター(税金喰い)」という報道風評被害を受けた黒川様が、加計関連校の偏差値にまで批判の的を広げていることは誠に残念であります。
参考:事実歪曲、報道被害か?日経の「大学発ベンチャー」記事

さて、当サイトへある人物から相談があったのですが、黒川様に事業資金を出資したが、奥様の愛媛県議選出馬を境に事業報告がなくなり、その後も音沙汰がないことにがっかりしているとのことです。

資金集めのクラウドファンディングの資料では、2014年の株価を1000円と想定し、2019年上場時には200倍の20万円になるかも知れないという夢のような話があり、10万円の出資で2000万円になるということが現実的な数字と資料に記載されております。その夢の続きには当方も大変興味があります。以下に、その資料を添付します。
[資料]イーハトーブ:クラウドファンディング
この他に出資者から、取締役から受け取った投資スキームの説明文章や、途絶える前の経過報告のメールとメルマガを入手しています。
それらの資料を基に、いくつかの質問をさせて頂きましたのでご確認ください。

出資者への説明が必要と思われる事項

まず、発電システムに関する技術については、ここでは言及はしません。しかし、出資者は実現可能という説明を受け大切なお金を預けている以上、実証実験の結果や資金の運用状況を知る権利があります。最悪の場合、株が紙くずになるという説明に納得したうえでの出資ではありますが、紙くずになったのであれば、その経緯を知りたいのです。

株式発行はどうなったのか?

2014年9月12日から募集を開始、その時点では「発行済株式総数:30,000株(予定)」と記載されています。
イーハトーブ:クラウドファンディング1

一方で、クラウドファンディングの申し込み時のメール内容では、

イーハトーブが発行する株式を黒川敦彦がまとめて引受、今回の申込者の方に転売いたします。

④5万円未満の小額出資の場合、事務手続きが煩雑になりすぎるため、上場するもしくは配当が出るまで、株券を黒川敦彦に預けて頂くことにご承認下さい。
株主総会での議決権はありませんが、株主に準ずる形で、株主総会に参加する権利、営業報告を受ける権利を、会社側が認めます。

以上のように案内されています。
しかし、一部の出資者からは「株式を発行したかどうかも不明」という声が当方に寄せられています。黒川様がイーハトーブから引き受けた株式はどうなっているのでしょうか?少額出資者でさえ、株主に準ずる扱いで報告を受ける権利があると記載されています。

出資金200倍は今でも現実的なのか?

クラウドファンディングのページでは以下のような記述があります。

上場時の時価総額149億円と試算した場合、設立時の株価1000円が200倍の20万円になる計算です。
※開発に失敗すれば、 最悪紙くずになる可能性もあります。

温度差発電が実証されれば、市場は無限大にあります。
上場時時価総額149億円は、現実的な数字です。
ちなみに、パズドラで人気を博したガンホーは6000億円、一世を風靡したライブドアの時価総額は7000億円でした。

2019年の上場予定とのことですが、現在でもこの見解に変わりは無いという事でしょうか?
10万円が2000万円になるという可能性を「現実的」として出資を募っていたようですが?
イーハトーブ:クラウドファンディング2

自由党、山本太郎議員らの協力は?

2015年1月3日の株主向けメルマガで、2014年の第47回衆議院議員総選挙に生活の党公認で千葉3区から出馬した岡島一正氏を応援するとして、開発の遅れが告知されています。その選挙戦の中で生活の党(現自由党)を中心とした野党議員や元議員との繋がりができ、山本太郎参議院議員からも興味をもって頂き、情報発信などの協力を得られる可能性が高くなったと記載されています。
実際に協力は得られたのでしょうか?得られたのなら現在でも継続しているのでしょうか?
※8/26追記 山本太郎との関係を示唆する投稿

また、このメルマガで奥様が2015年の愛媛県議会議員選挙に出馬することが告げられ、これにより開発がまた遅れると記載されています。
(※余談、この選挙で奥様は落選、同選挙区の当選者の中に、加計と今治を繋いだ本宮勇県議がいる。)
この市議選では生活の党と山本太郎となかまたち推薦となっていました。
愛媛県議会議員選挙(今治市・越智郡選挙区)で新人の黒川美樹氏の推薦を決定 | 自由党
2017年の今治市会議員選挙(当選)では自由党の推薦は受けていないようですが、2015年の選挙で奥様が推薦候補となっているにも関わらず、同党の現職国会議員に個人事業の協力を依頼するのは加計問題を追及する黒川様にとって矛盾する行動ではないでしょうか?
2014年には経済産業省が絡む事業支援に応募し、来年も応募すると告知されていただけに現職議員の協力は問題だとはお考えにならないのでしょうか?

事業報告もないまま追加募集?

2017年4月29日のフェイスブック投稿を見る限り、売電事業には程遠いようです。コメント欄を見ると1号機開発は、ほぼ失敗としたうえで「2号機の実験がある程度成功したら、体制を立て直して、クラウドファンディング等、資金調達を検討します。」とありますが、この簡素な試作機を作っただけで資金が底を尽き、株式の発行も確認できないまま「紙くずになりました」では納得は得られません。

◼️素粒子を使った発電と温度差発電◼️

素粒子を使ったエネルギー発生装置は、

世の中にいくつかありましたが、
どれも完成には至っていませんでした。

もしくは、完成したものは、
米軍が完全に掌握しているか、

それに応じなかった発明者は…

黒川敦彦さんの投稿 2017年4月28日

質問のまとめ

・株式は本当に発行されたのか?
・出資金が200倍は今でも現実的なのか?
・自由党、山本太郎議員らの協力は得られたのか?
 また、現職議員の協力は問題ないのか?
・事業報告もないまま追加の出資を募集するのか?

継続的に事業にチャレンジし、結果的に出資金が紙くずになったのなら仕方のないことです。しかし、出資者に株式発行や状況の説明もないまま「お金は無くなりました」では意味が変わってきます。
出資をした方が悲しい思いをしています。答えてあげてください。

続報:玉木雄一郎議員が出資金問題に予防線か?今治市民団体の加計図面を「ガセネタ、巧妙な罠」と切り捨てる

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【運営・執筆】竹本てつじ【転載について

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