岸田総理のウクライナ訪問 マスコミによるスクープ映像は「報道の自由」か?【マガジン210号】

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 岸田文雄総理が21日(現地時間)ウクライナを電撃訪問し、ゼレンスキー大統領と会談を行った。

 電撃訪問と言っても、インドからウクライナまでの行程はマスコミによってリアルタイムで報じられ、訪問の意義よりも政府の情報・安全管理とマスコミの報道姿勢が議論の的になっている。

リアルタイムである必要なし

 一連の報道を巡っては、岸田総理だけでなく経由国にも迷惑がかかる行為としてネット上では批判する声が多い。さらにロシアにとって最重要ターゲットであるゼレンスキー大統領の所在と日程を外部に漏らすようなもので「もしものことがあればマスコミは責任をとれるのか」という声もある。

 結論からいうと、これは"報道すべきではない"内容である。報道機関として知り得たことは隠さず報じるという姿勢の部分だけは理解するが、これをリアルタイムで報じる必要性など微塵も存在しない。事後に報じれば十分な内容であり、好奇心以外の需要はないだろう。

【運営・執筆】竹本てつじ【転載について
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