岸田総理のウクライナ訪問 マスコミによるスクープ映像は「報道の自由」か?【マガジン210号】
KSLマガジン
岸田文雄総理が21日(現地時間)ウクライナを電撃訪問し、ゼレンスキー大統領と会談を行った。
電撃訪問と言っても、インドからウクライナまでの行程はマスコミによってリアルタイムで報じられ、訪問の意義よりも政府の情報・安全管理とマスコミの報道姿勢が議論の的になっている。
【独自】岸田首相がウクライナ電撃訪問へhttps://t.co/EtoeGCIRIn
岸田首相がウクライナを電撃訪問。訪問先のインドから極秘で、21日、ウクライナに向かいました。経由地のポーランドでの姿をNNNのカメラが捉えました。この後、首都キーウで、ゼレンスキー大統領と会談するとみられます。 pic.twitter.com/cTm5pdM59a
— 日テレNEWS (@news24ntv) March 21, 2023
キーウ中心部にある駅では、日本時間の21日夜、岸田総理大臣が列車から駅のホームに降りる姿が確認できました。
岸田総理大臣はウクライナ政府の関係者とみられる人や現地に駐在する松田大使などの出迎えを受け、笑顔で会話する様子もみられました。https://t.co/0ImIFQ04nZ#nhk_video pic.twitter.com/NPhZWOAvOm
— NHKニュース (@nhk_news) March 21, 2023
リアルタイムである必要なし
一連の報道を巡っては、岸田総理だけでなく経由国にも迷惑がかかる行為としてネット上では批判する声が多い。さらにロシアにとって最重要ターゲットであるゼレンスキー大統領の所在と日程を外部に漏らすようなもので「もしものことがあればマスコミは責任をとれるのか」という声もある。
結論からいうと、これは"報道すべきではない"内容である。報道機関として知り得たことは隠さず報じるという姿勢の部分だけは理解するが、これをリアルタイムで報じる必要性など微塵も存在しない。事後に報じれば十分な内容であり、好奇心以外の需要はないだろう。
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