蓮舫の全国比例擁立に立憲議員「なんだそりゃ。他の現職を落としてまで、再びバッジをつけたい」→削除、なかったことに【KSLチャンネル】
立憲民主党は24日、7月の参議院選挙に蓮舫さんを全国比例で擁立することを発表しました。
これにより当選圏内からはじき出されそうな同党の石川大我参議院議員は、Xで擁立記事を引用し不快感を露わに蓮舫さんを批判しています。既に削除されていますが投稿内容はこんな感じです。
なんだそりゃ。
国政には出ないんじゃなかったのか。
せめて選挙区、あるいは衆院選挙区で闘ってほしかった。
保険に保険をかけた『比例』か。他の現職を落としてまで、再びバッジをつけたい、なんだかなぁ~、、、。と皆が思っていることを呟いてみました。
はぁ、、、、
幹事長、選対委員長は否定も
この投稿は関係者に怒られたのか削除はされたものの、他にスクショを保存した方の画像を見るとタイムスタンプは24日昼の時点で「8時間」となっているので、深夜に投稿されたものでしょう。
森ゆうこさんも全国比例に出馬するので、組織内候補が当選圏内から押し出せれる可能性もあって連合も反発しているようですが、2019年の結果からすると押し出されるのは石川大我さんと須藤元気さんの枠となります。
須藤さんは今回は国民民主党ですが、石川大我さんは蓮舫、森の両氏に押し出される可能性が最も高く、現職への冷遇に立憲の参議院議員も反発しているようですが、24日の幹事長会見では小川幹事長も大串選対委員長も「押し出し」を懸念する声は無かったと説明しています。
石川大我さんの投稿からして、そういう不満が無かったはずもなく、それを言える状態ではなかったのでしょう。
そもそも蓮舫さんは都知事選で惨敗したときに「これで国政に戻ったら渡り鳥みたいだ」と国政復帰を否定しており、そのことも会見で突っ込まれてましたが大串選対委員長は「何度も言っていたか確認してほしい」という趣旨の発言で誤魔化しています。
自身の当選が危ういという声はなくとも、蓮舫さんが都知事選後に国政復帰を否定していたことへの批判はあったはずです。他にも、連合が小池都知事を支援したことに不満を漏らすなど、そういった態度を取ったことは全国比例の組織内議員や連合幹部の機嫌を損ねていることは容易に想像できます。
自民党の不記載問題で立憲の比例票が伸びるかもしれませんが、前回2022年の選挙では基幹労連の組織内候補が国民民主党から立憲民主党に移っていて、今回はJAMの候補が立憲民主党の公認なんで連合だけで6議席が埋まっています。ここに蓮舫、森の両氏が割って入ってくるので、少しでも票を落とせば連合の組織内議員が落選します。そういう状況では、石川大我さんや川田龍平さんは当落予測として当選圏外となってしまうわけです。
前回の2022年参院選では辻元清美さんが全国比例に割り込んできたことで、市井紗耶香さんが出馬を取りやめ、白真勲さんが落選しています。ちなみに白真勲さんは今回も全国比例なので2回連続で仲間に刺される可能性が高いです。
筋でいえば蓮舫さんが東京選挙区で、ボイパのおっくんこと奥村政佳さんが全国比例でしょう。東京選挙区は蓮舫さんの自動失職により、定数6プラス任期3年の1議席の合計7の当選枠があります。蓮舫さんの自動失職により発生した合併選挙なので、蓮舫さんがそこを避けて全国比例に逃げるのは筋が通りません。
石川大我さんは投稿を削除なんかしないで、ストレートに不満をぶつけて蓮舫さんを全国比例から降ろしてもいいんじゃないかと思った次第です。