【裏切り?】高市総裁が靖国参拝を見送りで調整 公明党の影響か国益重視の判断か?首班指名までの苦しい事情も【KSLチャンネル】

皆さん落ち着きましょう!
高市早苗総裁が今月17日~19日に靖国神社で執り行われる秋季例大祭中の参拝を見送る方向で調整に入ったと共同通信が報じています。
参考:【独自】高市氏、靖国参拝見送りへ 中韓との外交問題化回避|47NEWS(よんななニュース)
これを受けて「裏切られた」などと批判する向きもありますが、高市さんが靖国参拝そのものを否定したわけではなく、あくまで秋季例大祭での参拝を見送ることで調整に入っただけです。ここを勘違いしてはいけません。
この裏には公明党が外交問題化を懸念していることがあるのは間違いありませんが、高市さんとしてはまず首班指名で総理大臣に指名されることが目下の課題なわけです。いま公明党に連立を離脱されると、いわゆる保守系中道系の政党を全部合わせても過半数を取れません。
ここで高市さんが靖国参拝を強行したところで、失われる国益の方が大きいので、この国のかじ取りを担う者として正しい判断をしたと思います。
批判は自民党支持者以外?
今のところ自民党支持層からは理解を示すコメントが多いようですが、酷く詰っているのは日本保守党や参政党との掛け持ち支持者のようです。この反応の違いは責任政党であるか否かの差でしょう。
高市さんの頭の中には、公明党との関係だけでなくトランプ大統領との会談や、その先の習近平主席との会談まであるでしょう。かつて安倍晋三総理が靖国参拝をしたときにはアメリカから「近隣諸国との関係をエスカレートさせる」と批判されたこともあり、それ以降は安倍さんですら在任中の参拝を控えています。
他国に干渉されず靖国に参拝できるのが理想ではありますが、現実問題として今は強行して我を通す場面ではありません。まだ首班指名すらされておらず、組閣もできていない状況で高市さんは自分の気持ちを抑えて国益を優先したと理解するのが筋でしょう。
そもそも靖国参拝で何を思うかという内心の問題に他国が踏む込んでくることが間違っているわけですが、その反対に参拝を強要することも正しいこととは思えません。安倍さんが2013年以降、靖国に参拝できなかったからと言って靖国への思いと不戦の誓いは疑う余地がなかったことを考えれば、高市さんを批判するのも野暮なことだと思います。
無論、これらは報道ベースの話しであって、高市さんの最終決断ではありませんから、あまり深く詮索はしませんが、日本保守党や参政党支持者を納得させる必要は微塵もなく、反応するのもおかしな話だと思った次第です。










































