反安倍ブーメラン「セクシーの意味を安倍政権が閣議決定、恥ずかしい!」→立憲民主党議員が質問主意書を提出

政治・社会

反安倍ブーメラン「セクシーの意味を安倍政権が閣議決定、恥ずかしい!」→立憲民主党議員が質問主意書を提出

 政府は15日、小泉進次郎環境相の「セクシー」発言の意味について「魅力的」という答弁書を閣議決定した。このニュースを受けて、いわゆる"反安倍"界隈は「こんな閣議決定する政府は嫌だ!」など、安倍政権への批判コメントを一斉にSNSに投稿している。

 どうやらこの閣議決定が、立憲民主党議員の提出した質問主意書に回答したものだということを知らないらしい。こんな馬鹿な質問主意書でも提出されたら答弁書を閣議決定しなければならないのだ。

質問の立民議員「至って真面目」

 この質問主意書を提出して答弁を求めたのは立憲民主党の中谷一馬衆院議員と熊谷裕人参院議員である。熊谷議員はこの閣議決定が話題になっていることに関し「お騒がせしています」としたうえで「質問の内容は、至って真面目ですので、ご容赦ください。」とフェイスブックに投稿している。

質問主意書の答弁が報道各社で取り上げられ、お騒がせしています。
質問の内容は、至って真面目ですので、ご容赦ください。
#質問主意書 #セクシー発言 #環境大臣 #熊谷裕人
「セクシーには魅力的という意味も」 小泉環境相発言で政府答弁書(産経新聞)

熊谷 裕人さんの投稿 2019年10月15日火曜日

 熊谷議員が提出した質問主意書が参議院HPで公開されているが、どこにも真面目さは感じられない。
参考:気候変動のような問題はセクシーでなければならないという小泉環境大臣の発言に関する質問主意書:参議院
 下らない質問を故意に提出してマスコミに閣議決定を報じさせる目的としか思えない内容だ。

批判の大半が毎日新聞を引用

 批判しているアカウントのほとんどが毎日新聞を引用しているが、無料で読めるのは安倍政権が閣議決定したという冒頭部分だけだ。
参考:セクシーの意味は「魅力的」と政府答弁書 直近5年で閣僚発言なし 小泉氏発言 – 毎日新聞

 無料で全文が読める朝日新聞の記事では「意味や発言の趣旨をたずねた立憲民主党の中谷一馬衆院議員、熊谷裕人参院議員の質問主意書に答えた。」と書いてある。
参考:「セクシー」の意味、閣議決定 小泉氏発言で政府答弁書:朝日新聞デジタル
 NHKも同様に立憲民主党議員の質問だと書いてある。
参考:「セクシー」と閣僚が政策形容した例 直近5年なし | NHKニュース

 毎日新聞の無料部分に釣られた反安倍が騒いでいるに過ぎないのだが、そもそも答弁書の閣議決定が質問主意書に対するものであることを知らないのも恥ずかしい。

関連:閣議決定「セクハラ罪という罪はない」は立憲民主党・逢坂誠二への回答、低レベルな質問主意書の全文公開
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